道北から道東へのオホーツク沿岸中央部の紋別、その山間を縫うように西興部から遠軽へ抜ける道です。
オホーツク沿岸の国道238まではコンスタントに20km以上の距離を保ちつつ、水平方向にも垂直方向にも山間にジグザグを繰り返します。この間、他に北へ通じる道はありません。その沿道は極端に人口密度が低く、滝上を出てから遠軽側の千代田まで、例によって途中には給水ポイントすらありません。
全区間の最高地点の上原峠でも標高は約400mとそう高くありませんが、その割にはどこまで行っても山ばかりの景色はなかなか見物。何より車がほとんど来ない、自転車にとって有り難い道です。途中の鸛の舞にはかつて鉱山が栄え、何千人もの人々が住み着いていたそうです。商店街や映画館なども建ち並んだ賑やかな町並みは今やすっかり低木の茂みに飲み込まれ、断続する小さな採掘施設や砂利の広場に立った看板だけが、かつての繁栄を僅かに忍ばせてくれます。
道道の番号としては一続きですが、途中滝上周辺では道道61・国道273との併用に。また上藻別・中立牛間の2006年新開通区間、そして雄武・西興部の未開通部など、まだまだ雄武から遠軽の整備途上ルートという印象が強い道です。北見から続く谷間の丸瀬布・留辺蘂へは山に阻まれ、ダート道道ばかりのこの辺り。これらのダート道道をつなぐ道としても利用価値は高いと思います。前述の雄武・西興部間が全通する日が楽しみ。
記 2007/2/14
走行記録
2008/8/12
2006/8/16・17
2005/8/16-1・
2
2003/8/13
2002/8/15
2001/8/15
2000/8/12・
13