2015/5/5紀伊半島Tour15#4
九鬼港→小口-10

九鬼港→(県道574)九鬼→(国道311他)賀田 (以上#4-1)
→(国道311他)二木島 (以上#4-2)
→(国道311他)大泊→(国道42)南有馬 (以上#4-3)
→(国道311)松の平→(県道52)札立峠 (以上#4-4)
→(県道52)育生町長井→(県道40他)新大沼橋 (以上#4-5)
→(国道169)七色ダム→(県道34・40他)上瀞橋 (以上#4-6)
→(国道169)小松 (以上#4-7)
→(市道他)小松 (以上#4-8)
→(国道169)竹筒 (以上#4-9)

→(国道169)日足→(県道44)小口
134km RIDE WITH GPS

下って来て思い出す木漏れ日の涼しさ ハルゼミの声 RICOH GR GR18.3mm1:2.8 上地から日足経由で小口へ 赤は本日の経路

 宿まではもう20km弱。もう後はまとまった登りは無い。てれてれ進めばいいだけだ。

 行政区分も再び和歌山県新宮市へ。宿までずっとこのまま新宮市だ。今日の旅もいよいよ最終区間に入りつつあるのだ。

 もうほとんど拡幅済みのこの辺りだったが、時々トンネルができていて、その部分は川岸に沿って10年以上前の面影を残す細道が残されていた。

 瀞峡で見かけたボートの船着き場も登場。ボートが一杯停まっている。こんなに下流から遡っていくのである。

 16:55、宮井大橋着。
 宮井大橋でも、見覚えのある鉄骨トラスの細い橋の脇で、新しい橋を工事中だった。この道が瀞峡まで全区間開通する日はそう遠くないのだろう(その後、2015年8月に宮井大橋、9月に竹筒から瀞峡まで供用開始となった)。瀞峡まで道幅の歯止めがなくなって、あのステキな細道に車が押し寄せるような事態にならなければいいが。北山川はここで熊野川に合流し、国道169は国道168に合流、日足まで重複区間となる。山深い紀伊半島内陸部にあって存在感が有る北山川が、そのまま海まで名前を保つわけにいかないのが何だか不憫ではある。特に今日のようにたっぷり北山川の風景を楽しんだ後では。

 17:10、日足着。当初の予定コースに、ここでようやく復帰することになる。時間的にはまあ予定の許容範囲内と言ってもいいだろう。

日足から県道40経由で小口へ 赤は本日の経路

 日足から小口へは県道44。

 海岸から山奥へ、かなり多彩だった今日のコースも遂に最終局面、広い道が静かな谷間を遡ってゆく。

 見所一杯のコースが、終日晴れで楽しめた。近年中、ベストの1日だったかもしれない。

 祝福してくれるようないい感じの追い風が有り難く、もう経済走行でのんびり進んでゆく。

 17:30、「小口自然の家」着。

九鬼港から瀞峡経由で小口自然の家へ 赤は本日の経路
 

 とにかく晴れまくって、ハイライト連続のコースが絶景の宝庫になった一日だった。写真を撮りまくったと思って枚数をチェックしたら、何と900枚以上撮っていた。2005年、奥只見湖〜檜枝岐村での1日700枚以上という私的過去最高記録を更新したことになる。途中電池交換は16時頃に1回。液晶画面で再生しなければ、GRの電池が公称(280枚)の2倍を超えて保つこともよくわかった。
 小口は日足から続く谷間が急に狭くなる、谷間最後の集落だ。明日向かう県道44、そして和田川松根スーパー林道こと県道229、2つの山奥系の道と谷間がここで合流している。両方の道とも過去の訪問で何度か訪れていて、その度にキャンプ場らしい施設があるのは知ってはいた。ここに宿があると知っていたら、過去もっといい経路を通れたかもしれない。
 初めての「小口自然の家」は、とてもアットホームな親しみやすい雰囲気の新宮市営の宿だ。大変マニアックな場所ではあるが、山間の宿なのであまり多くの人が来るとは思えなさそうなのに、今日はお客さんが一杯。中高年の方が多く、更にその多くは熊野歩道を訪ねてやって来る方が多いようだ。山里巡りがテーマなら、この宿以上の立地も少ないだろう。

 明日は必殺の細道県道44・45、お昼前頃紀伊勝浦終着の予定。天気は晴れの予報だ。県道44は前回2009年の訪問時、登り取付の鎌塚でチェーン切れ撤退となってしまった。今日はその麓に宿を取り、万全のリベンジ体制を取っている。滞りなく脚を進め、再訪&念願の紀伊勝浦方面開通(?)を果たしたい。、

記 2016/6/12

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Last Update 2020/3/18
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