私の好きな道 #5
開陽台

赤は当該区間
2005/8/18 根釧台地の夏は霧の日が多い せっかく来ても晴れているとは限らない それでも感動的な開陽台 RICOH GR1 GR28mm1:2.8 CTS200

町道北19号から開陽台周辺

 根釧台地の北端、知床山脈裾の小高い丘の展望台です。根釧台地のどこまでも拡がる牧草地とカラマツの森、そしてオホーツク東岸から国後まで270°見渡せる地平線はあまりにも有名。
 80年代後半辺りから、北海道ツーリングの主流がバイクにシフトするのと前後して、近辺や道内にはいくつか地平線見晴らし系の展望台ができました。しかし、やはりその中でも開陽台の展望はダントツです。
 北海道を旅する人たちの「聖地」とまで言われます。

町道北19号から開陽台周辺

 アプローチは町道北19号から10%の坂を登ることになります。俣落・開陽など麓の集落からだと標高差は100m。自転車乗りの間では、この坂もその展望と同じぐらい有名です。
 夏はとかく天候が不安定(というか低温の霧が多い)な根釧台地。せっかく訪れても生憎霧の中だった、などという日も少なくないですが、晴れた日の拡がる地平線は何度訪れても感動的。霧の日でも、濃霧で50m先が見えないというのでなければ、それなり以上には感動できるでしょう。まあ濃霧でも晴れでも、展望台食堂で軽食やアイスを食べて一息付けるのも楽しいものです。
 中標津市街へは約20km。途中根釧台地特有の細かいアップダウンは多いものの、基本的に下り基調です。最寄りの宿は「民宿地平線」。カラマツの森の中の静かな落ち着いた宿です。

登りと下りで道が違う 下り側出口付近からも眺められる根釧台地の地平線 登りっぱなの激坂 登りの途中で振り返る
展望台からの270°パノラマ
展望台からの270°パノラマ

 私が開陽台をはじめて訪れたのは、1986年の2月。冷え込んで澄み切った空気の中の地平線、谷を越え丘の向こうのどこまでも続いてゆくような一直線の道は圧倒的に強烈な印象でした。その時は今の駐車場の少し上が展望台で、売店は現在の駐車場に小さな小屋があるだけでした。その後、1995年の訪問時には、現在の展望台が建設中だったと思います。もっと前だったかもしれません。
 1990年代後半から、ここの裏手にライダーや自転車乗りがうじゃうじゃテントを張って占拠状態、一般観光客と地元の方に顰蹙を買っていましたが、テントサイトが設けられて一応の解決を見た、なんてこともありました。

拡がる根釧台地 下り始め 町道北19号 ベストアングルには列ができる(笑)

記 2006/1/24

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Last Update 2009/2/20
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