開陽→俵橋
(以下#2-2)
→別海温泉
(以下#2-3)
→上風連
(以下#2-4)
→奥別寒辺牛
(以下#2-5)
→上風連
(以下#2-6)
→西春別
(以下#2-7)
→萩野
(以下#2-8)
→俣落
(以下#2-9)
→開陽
205km
朝の4時、夜明けの早い北海道でも、窓の外はまだ真っ暗だ。でも、東京で4時に起きても身体を動かす気が全く起こらないのに、場所が北海道でツーリング中だからか、動かなきゃと思えて身体も動くのが我ながら大変可笑しい。そう言えば10日ぐらい前、7月末に尾瀬で4時半から燧ヶ岳登山したときも身体も気持ちもちゃんと行動体制になってくれた。東京での暑さ疲れも取れているようだし、粛々とこの後も行動を進めよう。等と考えるのももどかしく、クロワッサンや甘めのデニッシュ、おにぎりもボトルの水で腹に流し込んでゆく。
4時15分頃には外が明るくなり始めた。薄暗いうちから、どうやら天気予報通り晴れているらしいことがわかった。根釧台地202kmコース出発に向け、最大の懸案がクリアになった。
荷物をまとめて一段落すると5時前。いい時間だ。外へ出ると辺りに朝陽が差し、小粒の雲の隙間に青空が見えている。昨日は曇りだったが、もともと到着時刻が遅く行動の潰しが利かない日だった。そして夜のうちに軽く雨が降り、夜明けに雨が上がって晴れた。今日の行動には都合のいい展開である。今日以外にも、今年は初詣で訪れた気象神社の、桐箱入りお守りの御利益に預かることが多いように思う。
5:20、民宿地平線発。まずは町道北19で武佐へ。
頭上は青空だが朝陽は雲に隠れているのに、意外にも湿度が高く気温は余り低くなく、むっとした感覚がある。ひんやりした涼しさは全く無い。中標津の早朝でこれだと、この後フリースなんて使う機会は無いだろうな。
武佐への下りでGR3の電池の調子が悪く時々脚を停めたものの、走り出すと身体は快調で不安は無さそうだ。とはいえ、まだ4サイドの自転車感覚に身体が慣れていないように感じられる。それに路面は所々濡れているので、滑らないように気をつけねば。何しろ歳だ。
武佐にはこのコースで珍しい自販機がある。雨が降っていても立ち寄っておく場合もあるものの、今年は通過しておく。
道道774をクランクで通過して農道へ。行く手の空が曇り始めている。しかし雲は低くない。雨さえ降らなければ、むしろ暑くなくてこの後好都合かもしれない。そのぐらい朝から気温が高い。
牧草地の丘を、直交する農道や町道を移ってゆき、俵橋から南下しつつ次第に海岸寄りの標津の低地へと向かってゆく。
以前使っていた、1986年に買った地形図には、この辺りから別海町にかけて道がほとんど載っていない。私がこの辺りを道道11と国道244以外の道でコース取りして走るようになったのは、予めWeb地図(当時はルートラボ)で描いたコースをGPSに入れておき、それをなぞって走るようになった2007〜8年頃からじゃなかったかと思う。その点根釧台地202kmコース(と根釧台地100kmコース)は、道道11からオホーツク沿岸寄りの眺めのいい道を適切に渡り歩き、別海まで延々南下する道道994に繋いでゆくという点が、大変上手いコース取りだと思う。そしてこの辺は、適度に変化しつつ根釧台地の距離感を存分に味わえる、202kmコース序盤の見所にもなっているのだ。
記 2022/10/16
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