北海道Tour22#1
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15:35、中標津空港発。GPSトラックに従い、まずは西北へ。
以前(というか最近)の訪問で眺めが良かった農道を経由し、俣落へ向かう。
手前の牧草地から奥の防風林、牧場建物の位置や立木などの配置や道場らの雰囲気は、眺めとして決して悪くない。しかし雲が低くて遠景の山々が全く見えない。ああ、この雲だとまあこんな感じなんだろうなー、などと思う。
直角に曲がり、俣落を北東の山裾方面へ北上していると、更に雲が低くなってきた。開陽台とか何とかいう話ではなく、もう来る雨から逃げ一刻も早く宿へ向かうべきかもしれない。こういう時の為に、中標津にあと2日いる計画にしているのだ。今日はおとなしく宿に向かおう。
というわけで、開陽台へ向かう俣落の町道19分岐から、道道150で開陽市街へ。途中、牧場から飛び出した犬に追われ、肝を潰した。熊対策なのかもしれない。
民宿地平線の手前、道から牧草地のバックに民宿地平線の建物を望む場所で、背景に開陽台の展望台が見えることに初めて気が付いた。今までここから展望台が見えると思ったことは無かった。そうか、空が晴れているときはここあまり通らないし、晴れなければ山裾のこの辺は霧っぽいか雨だし。今日は開陽台の展望台がよく見えるものの、展望台のすぐ頭上に低く暗い雲が迫っているのもよく見える。開陽台周辺だけ雲は無いものの、訪れるタイミングで降られそうだ。或いは頭上の真っ黒な雲の下に牧草地が拡がる風景を眺めることができるのかもしれない。
16:45、民宿地平線着。到着して荷物を降ろし、すぐ石川さんの車で温泉へ。最近お母さんが働きに出ているからとのことで、お風呂夕食とも外でということになった。いつも行く中標津のマルエー温泉は食堂がボリュームたっぷりで、特に中札内地鶏唐は素晴らしい。しかし中標津市街のマルエー温泉は昨年から枯れてしまい新規掘削工事中なので、俵橋のマルエー温泉支所へ向かうことになった。
車で最初に向かったのは、中標津市街ではなく北西方面。俣落、当幌、中春別とかなりの大回りコースは石川さん秘蔵の北太平洋訪問コース、この曇りであまり走れなかったと思ってくださったのかもしれない。そして中春別から標津へ向かうと何と空が晴れ始め、夕焼けまで現れた。終盤では石川さんの私的展望ポイント、202kmコース沿いの牧草地に立寄り、根釧台地、知床の山々、何と国後島までかなりくっきりを眺めることができた。風呂だと思ってついGR3を忘れてきてしまっていたのは大変残念だった。
明日の天気予報は202kmコースの全域で曇りか晴れ。日本気象協会では別海で6時だけ雨になっているものの降水量は0mmだし、その辺に到達するのは多分7時頃だろうと思われる。全く問題無く202kmコースに向かおう、2年のブランクはやや心配だが。
ということで帰りにセイコーマートでパンを8袋、買い込んでおく。残っても大丈夫、明後日以降に回せば良い。更に朝食が必要だ。早朝にもう豚丼は喉に入らないだろうから、ご飯物は紀州梅のおにぎりにしておく。
最近、日中近くの路上で熊が目撃されたとのこと。石川さんが熊対策に蜂スプレーを是非持って行けと、わざわざ新品を渡して下さった。積載方法をどうしようかちょっと躊躇したものの、他でもない根釧台地マスターのお言葉なので有り難く貸していただくことにした。マジックテープで日東キャンピーのしっかりした荷台に括り付け、やってみたら全く問題は無さそうだ。
尚、後日熊について驚愕の情報を、ファームイントントの女将さんから聞いたのであった。今のところはまだそれを全く知らない。
記 2022/9/19
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