北海道Tour22#2 2022/8/11(木)
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昨日夕陽を眺めた丘を経由しつつ、時々向きを変えたり直交して道を1区画平行移動していたりした道は、標津川を渡る辺りからひたすら直線基調になり、丘の牧草地から低地の谷間を越えてゆくようになった。低地は大体熊が出てきそうな川原の茂みであり、段丘部分の防風林みたいな森も何だか不気味である。
牧草地と防風林、写真で見覚えのある風景が、エリア毎の雰囲気とともに過ぎてゆく。
台地上の牧草地に牧場が現れ始めると、交差点の看板の地名が標津から中標津に替わる。その後は中春別となるはずなのだが、それまでが長いはずだ。そして、それが別海に替わらないとこの区間は延々と続く筈であり、中春別から別海に替わってからが一番長いはずなのだ。
看板の地名にやっと中春別が現れ、コースが道に突き当たってクランクしてから、別海の地名が現れるまでしばらく掛かったのは記憶通り。
そして看板の地名が別海に替わると、時々現れる道路標識の内陸側は別海だけであり、海岸方面は尾岱沼、床丹と次第に替わってゆく。
202kmコースはこの後別海町から浜中町、折り返し地点手前で厚岸町に脚を踏み入れるものの、折り返してコース西端手前まで別海町に続いている。つまり別海町は202kmコースの中核を占めると言ってよく、それは根釧台地の中核でもあることを気付かされる。
道がややイレギュラーに曲がり始めると、コースの大きな流れとしては西へ向かい始める、はずだった。しかしそこからも南下が続き、記憶にある風景もやはり南下区間の風景が続いた。
何しろ長い長い、標津・中春別・別海区間なのだ。
細目の町道や路面が鄙びた感じの農道、明らかに一続きではない道を突き当たりなどで分節的に渡り歩きはじめても、道が西へ向き始めるまでにまだしばらくかかった。
道はその後も分節しつつしばらく続いた後、やっとおもむろに西向きに変わった。
牧草地から防風林をいくつか渡り行く手に塔が見え、唐突に、しかしやっと道道11に合流。位置的には別海市街の少し南、元別海温泉の少し北。
道道11のクランク経由は2〜300m。根釧台地の周回コースとして、この202kmコースが根釧台地の主要幹線道路を少しだけ経由しておく、そのことに意義がある。
記 2022/10/16
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