北海道Tour22#2 2022/8/11(木)
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次は新酪農道へ。
道と防風林がどこまでも延々とひたすら平行し直行している中標津と違い、別海町の道は角度がややイレギュラー気味に彫りの深い地形を辿ってゆく。必ずしも谷間や川に沿っているというわけではなく、台地上で方向を変えたり、時には一直線道路がいくつも谷間を越えたり、無駄にイレギュラーなように見える場合がある。
新酪農道に入り、道道11の近くでは地形が比較的安定していたのが、新酪展望台の手前から盛大なアップダウンが現れ始めた。
一直線に続いてゆく道が谷を越え、次の丘を直登で登ってゆく。開陽からここまでの根釧台地で見ることが無かった光景だ。道の彼方にやや大きな丘越えと谷が続いているのを眺めると、ややうんざりする。ただ実際に先に進んでみると、直登を手前の坂の上から眺めるほど実際の登り量がある訳ではないこともわかる。
道を走りながら景色を眺めていると、波打つような地形が動いているように劇的に変わってゆく。道道11はこういう地形の境となっているのだ。他にも道道11を越えると天気ががらっと変わったり、時には避難中のバス車内で道道11で天気が分かれるのを眺めたこともある。根釧台地のエリアを分ける、道道11の幹線道路たる所以と言える。
前半区間もいよいよ次の段階に入ったこの段階で、今日はまだ風があまり吹いていない。今のところ風に悩まされていないのは有り難いことだ。ただ、天気が急に変わるのは根釧台地で珍しいことじゃないので、このあといきなり風が吹き荒れ始めても全然驚きは無い。悪態はつくと思う。
3度目の登りで台地に乗り上げ、何度か道を乗り換えた後道は西へ向きを変えた。こうなると上風連が近くなってきているはずだ。しかし、いつの間にか低くなっていた雲が降りてきて、辺りがふわっと霧雨に包まれ、服に細かい霧粒が付き始めた。まだ雨具を着るほどじゃない。
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8:55上風連着。雲が低く、湿度というより細かい水滴の密度が上がり、遠景が霞み始めている。まあ、あまり大したことにはならないとは思う。
前回2年前と同じく、9時開店のはずのA-COOPに全く人気は無い。閉店したとは聞いていないので、今回もまだ営業時間外なので開いてないんだろうな。こちらは202kmコースで数少ないお店のうちのひとつ、森重商店に表敬訪問し自販機でコーヒーでも飲むことにする。森重商店とA-COOPの他、上風連には公民館もあり、その気になれば水が飲めたかなあ、とか確か自販機もあったかなあ、等と思いながら次は道道449へ。
記 2022/10/16
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