北海道Tour22#2 2022/8/11(木)
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丘から下って15:05、萩野着。国道243をクランク経由して道道885へ。
いよいよ中標津到着が見えてきた。帰ってきたという安心感とともに、谷間に向かって一直線の道をのんびり下ってゆく。流石にちょっと疲れは感じられるものの、もうあと30kmちょっとのはず。そして根釧台地で一番慣れ親しんだ、ホームグラウンドのような気がする道でもある。
通過時刻は遅れ始めているようにも思えるが、前回より多少大回りコースだったのを考えるとまあ妥当でもあり、前回とほぼ同じペースと言って良いだろう。向い風、追い風の条件が加わった前回と結果的にあまり変わらないことは、少し不思議ではある。そういうものかもしれない。
上虹別から西別岳登山口、町界を越えて中標津町へと続く道沿いには、防風林と防風林に区画された牧草地が整然と続く。基本的な要素は今日ずっと続いていた風景と全く同じなのだが、こちらでは形も大きさも整然とした区画で牧草地と防風林が続き、それが風景のリズムになっている。また、山裾故の地形の変化のためか背景の山や下手側の根釧台地による開放感が特徴的であり、これらの視覚としてわかりやすい構成が他の場所には無い風景の魅力に繋がっているのだ。1日根釧台地を巡ってきた後では、尚更その独特さが理解できるように思う。
15:35、ながかわ商店着。
毎度の缶コーヒー休憩とする。このコース、自販機があれば表敬訪問ぐらいしておかねば。天気は相変わらず曇りであり、あまり風景に脚を停めることは無かったものの、やはり去年より多少遅れている。大回りが効いているのかもしれない。ただ、去年は虹別から先で風景の写真を撮るために脚を停め、かなりペースダウンしている。今年はそれが無い。まあ諸々込みで、何と言ってももう到着が見えている。あまり何も考えずに進めば良いだけだ。
養老牛、旭新養老牛、谷間越えでバウンドする以外北進手前まで一直線。武佐岳へ続く山の姿が近づき、山裾が拡がり、下手側は防風林の向こうに時々地平線が拡がる。
萩野から開陽を経由し武佐まで続く根釧台地北側山裾の1本道、道道885・150・町道北19の、私的ハイライトである。今日は雲が低く、あまり脚を停めずに風景を眺めつつ淡々と通過してゆく。
北進から、一直線だった道が南向きへ曲がり始め、谷間をいくつか軽く越えてゆく。
途中で道道150から南へ山裾から1本南へスライドする。
202kmの純正コースを逸れて俣落までの根釧台地随一の豪快な下りを割愛することになるものの、こちらは落ちついた雰囲気で推移しつつ、広々とした牧草地と斜め気味に横切ってゆく防風林が眺めの変化を付けてくれる。
この北進・俣落の南回り区間は我流202kmコースである。そう言えばもともと、初期の根釧台地202km手描き地図では、道道150から分岐して戻ってくる開陽台隣の牧草地のダート登り下りが202kmコースに含まれていた。
16:35、俣落着。風景にあまり脚を停めることは無かったのでもう少し早く着くかとも思っていたが、こんなもんかもしれない。
記 2022/10/16
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