大村→上富良野
(以下#10-2)
→本幸
(以下#10-3)
→麓郷
(以下#10-4)
→西達布
(以下#10-5)
→北落合中央
(以下#10-6)
→北落合680m地点
(以下#10-7)
→幾寅
100km
RIDE WITH GPS
(以下#10-8)
→大村(輪行)
北海道Tour18#10
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晴れ予報の最終日、今日はここ美瑛から北落合へ行き、幾寅から輪行で美瑛に出戻りだ。このため、置ける荷物はYHに置いておくことができる。しかし、自転車写真を北落合始め各私的名所で撮るために、4サイドは装備したい。という理由から、今日の荷物は4サイドだが着替えは入っていない、なんちゃって4サイドだ。まあ、とはいえ省略できるのは着替えだけなので、やはりバッグ丸ごと減らさないと、荷物を省略したほどの軽量化はできていないのが実情ではあると思う。つくづく自転車の積載というものは効率が悪いと思う。まあただ、サイクリングを旅として楽しめるかどうかは、自転車の重さとは全く別の問題ではないかと思うようにもなってきた。荷物が多いから楽しい、というのもどうかとは思うが。軽いから楽しい、のは確かにその通りかもしれない。
5:20、美瑛ポテトの丘YH発。
走り始めると、空気に肌寒さが感じられる。いつもはこの時間でもむっとするように暑くて、さすが道北とは違うのだよ、などと思う程なのに。そして、昨日夕方晴れ始めていたのに、空は雲に完全に覆われていた。
方角によっては雲が切れ始めているような気はする。毎回美瑛発の最終日は、朝はどんより曇りでも麓郷辺りから晴れるのだし、今日も麓郷で晴れなくても、幾寅辺りでは晴れてくれるだろう。今日こそは晴れ予報なのだから。希望を持って脚を進めよう。
一旦美瑛に降り、町外れから新栄の丘へ登り返す。新栄は美瑛・美馬牛の中間にあり、お手軽に登れて充分に美瑛らしい風景が楽しめる、美瑛の丘めぐりとしても上富良野方面へ向かう私の経路としても一等地なのだ、ということを近年私は再認識しつつある。それに多少は登り返しがあっても、せっかく美瑛に来たのだから少しは美瑛っぽい場所を通らないと、美馬牛〜上富良野辺りで後悔することになることも近年私は学習している。
谷底から、辺りが開け始める丘の上手まで一登りして、やっと汗ばむぐらいに身体が温まってきた。雲は高く比較的軽く、さっきより切れ始めて青空まで見え始めていて、日差しが時々辺りを照らしては雲に隠れている。雲の下の遠景が良く見渡せるのだけでも、近年の美瑛では目新しい。
新栄の丘の手前、過去何回か写真を撮った場所で、2018年のカメラで写真を撮っておく。こういうのを面倒がってはいけないのだ。空は青空が見えていて、見渡す畑に明るい日差しが当たっているものの、未だ雲は多い。肌寒くても、今ひとつすかっと爽やかではない。しかし、これが今年の美瑛だ。今日天気が冴えなくても、まめに何度も訪れてみよう。
北海道Tour18#10 2018/8/18(土) 大村→幾寅 北海道上川郡美瑛町憩 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA |
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6:05、美馬牛通過。相変わらず肌寒いのみならず、霧が漂い始め、晴れるどころか辺りは薄暗くなってしまった。
美馬牛から上富良野へは、いつもはすぐ谷に降りてしまう最短経路を使っていた。この道はしつこい登り返しが少なく、静かな落ちついた田舎道である。しかし、あまりに普通に田舎道っぽい道であり、この道を通る度、せっかくの美馬牛〜上富良野なんだからもう少しそれっぽい風景の中を経由してもいいのに、という気もしていた。
このため、今回はもう少し目新しく回り道気味のコースを狙い定めてみた。工夫の甲斐あって、多少の登り返しはあるもものの、毎度のコースより明らかに美瑛・美馬牛っぽい風景や丘の畑が眺められ、富良野盆地への降下区間では美馬牛の霧が去って、一気に盆地の景色が拡がった。
北海道Tour18#10 2018/8/18(土) 大村→幾寅 北海道空知郡上富良野町草分 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA |
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その時点では盆地は雲の影の中だったが、あっという間に上空の雲はどんどん消え、上富良野の外れでは辺りに陽が差し始めた。景色のニュアンスが俄然明るいものに変わり、なんとなく今日も朝が来た、という気分になった。
こちらの気分は朝でも、上富良野の道道291沿いのお店群はまだ閉まっていて、まだ街中は静かだった。
記 2019/2/28
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