北海道Tour18#10
2018/8/18(土)大村→大村-2

上富良野から本幸経由で麓郷へ 赤は本日の経路 濃い灰色は既済経路

大村→上富良野 (以上#10-1)
→本幸
(以下#10-3) →麓郷
(以下#10-4) →西達布
(以下#10-5) →北落合中央
(以下#10-6) →北落合680m地点
(以下#10-7) →幾寅
100km RIDE WITH GPS
(以下#10-8) →大村(輪行)

本幸の定点ポイントにて またもや折れていた路端ポール PENTAX K-1 MarkII HD PENTAX-D FA★50mm1:1.4 SDM AW

 

 6:25、上富良野通過。富良野線を渡って市街の南側へ。セイコーマートがある筈の通りを探していたのだが、それっぽい辺りにセイコーマートが見当たらない。確か私の追加手入力が悪いせいで、GPSに表示される店の位置が違っていたかもしれない。等と思っている内に自衛隊宿舎の脇を通過してしまった。ここだと完全にセイコーマートは通過してしまっているという確信はある。まあ、今日はそのまま東中へ向かってしまえ。特に休憩する必要も無いのだし。
 等と、いつも上富良野で小休止したくて仕方無いのに、今日は休憩しようと思わないことに気が付いた。この間空は劇的に晴れ始め、東中への町道では旭岳の裾が全部見えた。青空と、日差しに照らされた辺りの明るさで、俄然気分が良くなってきた。これで曇っていたら、気分もあまり冴えないのかもしれない。

北海道Tour18#10 2018/8/18(土) 大村→幾寅 北海道空知郡上富良野町丘町 斜線道路 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

 気温はまだ低く、北風が強い。北風というより、美瑛を出てからずっと追い風なのである。しかし3日前、浜鬼志別とか宗谷丘陵手前で、かなり強い追い風でもあまり有難さを感じなかった時とは気分が全く違い、終日追い風だといいななどと考えることができている。

 

 そして、この天気だとベベルイ基線はかなりいい感じじゃないのかと思い始めた。そうに違いない。流石の晴れ予報、最終日で最高の展開になろうとしている。

 6:55、東中着。5時代前半出発で上富良野で休憩しなければ、これだけのんびり進んでも東中に6時台に着けるのだ。

  東中から布礼別経由で麓郷へ 赤は本日の経路

 ベベルイ基線へ登り始める集落外れ、元商店の前の自販機で、缶コーヒーを飲んでおく。まだボトルの水は充分残っているし、水だけなら少し上にベベルイの湧き水があるし、別に今ここでコーヒーを飲む必然性は無い。しかし、ベベルイ基線に最初に訪れた1990年にここで確かお茶系飲料か何かを飲んだので、それ以来毎回表敬訪問というか、何となくここで飲んでおきたい気分になってしまうのだ。因みに当時は、確かこの辺に商店が2軒あったような気がする。
 自転車を停め、ここまで着てきたフリースを脱ぐと、毎度この辺で感じるむっとした湿気に照りつける日差しの、たまらない暑さの予感とは異なる肌寒さが感じられた。しかし肌寒いというより、このきりっとした空気はむしろ、これが朝の爽やかさというやつではないのか。長年忘れていた、北海道らしい夏の朝は、確かこんな感じだったんじゃないのか。そして今日の天気予報は晴れだから、もしこのままなら、晴れているのにあまり暑くない、爽やかな1日になってくれるんじゃないのか。
 晴れている上に、ここ数年会えなかった富良野の爽やかな夏。いつのまにか諦めてしまっていた、大変嬉しい展開になっていることに、私はようやく気付きつつあった。しかも毎日雨に悩まされ続けた今回の最後の最後で。

 本幸までベベルイ基線はほぼ直登である。本幸まで登り総量は約200mということと、どうせ速く登れないことがよくわかっている。一直線に見通せる坂は視覚的にめげるが、淡々とこなせばいいのだ。

北海道Tour18#10 2018/8/18(土) 大村→幾寅 北海道空知郡上富良野町東中 ベベルイ基線 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
 

 今日は涼しいので汗が噴き出るということも無い。等と思っていると、途中で日差しが射し始めて辺りが一気に暑くなり、すぐ雲に隠れてまた暑さが収まったりもした。先入観よりは涼しくても、やはり夏なのだ。

 7:25、本幸着。直登区間の一番上、畑の道端に高いポプラが立っている場所が私的定点撮影場所であり、ここ数年の北海道Tour最終日の名所第一ポイントである。

北海道Tour18#10 2018/8/18(土) 大村→幾寅 北海道空知郡上富良野町本幸 ベベルイ基線 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
  またここに来れた PENTAX K-1 MarkII HD PENTAX-D FA★50mm1:1.4 SDM AW
  いつもの本幸 PENTAX K-1 MarkII HD PENTAX-D FA★50mm1:1.4 SDM AW

 東中から旭岳裾へと近づいて標高も上がったせいか、空の東側には細かい雲が増えて日差しを隠していたりまた日差しが出てきたりしていた。ただそれは、これから再び曇りに向かうようなものではなく、朝方の雲がまだ山裾に溜まっている程度の現象だろう。西側の空には雲は少なく、青空と言っていい。まあ近年の本幸訪問中、いい天気な方であることに間違いは無い。

 いつも自転車を立てかける積雪時道端表示の赤白標識ポールは、昨年目出度く復旧されたというのに早くも再び傾いていた。前回と違い、今回は道路の方向だけではなく道巾方向にもやや傾いている。私としては是非とも早めに補修していただきたい。しかし、またすぐ誰かがぶつかってしまうのかもしれないし、むしろ今日はポールが立っているだけありがたいのかもしれない。

 ここで満を持して、7月下旬に発売になったばかりのD FA★50mm1.4で写真を撮ることにする。中学一年生の時から親しんでいて大好きな50mmなのに、デジ一を導入した2011年以来、私のデジ一には50mmというレンズが不在だった。画角が似ていても画面サイズによるボケ量が違うと、空間感覚は全く違う。ようやく導入したフルサイズ機K-1でも、FA43mmLtdは43mmであって、50mmの世界とはまた違う。どうせ撮る写真は毎度同じなのだが、大好きなこの場所で、再び50mm1.4の空間がファインダーの中にあることが大変嬉しい。というわけで、時々日差しが翳ってはいても全体的に満足できた本幸訪問となった。

旭岳も見えてきている PENTAX K-1 MarkII HD PENTAX-D FA★50mm1:1.4 SDM AW8

記 2019/2/28

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Last Update 2020/3/17
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