美瑛・美馬牛・上富良野と続く国道237と富良野線を美瑛の中央と考えると、両端の美瑛・上富良野と旭岳裾野の白銀温泉を結ぶ道道966・291の3角形を規準に、美瑛東側を考えることができます。
旭岳裾野に拡がるこの美瑛東側、大まかに言って谷の方向は美瑛か上富良野へ向かいます。これらの谷が続く丘陵地には谷ごとに道が延びています。時々谷を横断する道はそう多くなく、谷の一つ一つも西側よりやや浅く、勢い丘の景色はやや単調と言えます。美瑛の丘は、実は国家事業により、起伏に富んだ丘をなるべく平らになるように大規模な土地改良が加えられていて、このエリアは殊更かつての丘の景色の姿が変わっているように思います。
まあでもそこは流石に美瑛。単調と言っても取り立てて単調と言うほどでもなく、美瑛市街へ直接続くこれら谷ごとの道はわかりやすく、随所の飲食店をはじめとした施設はこちら側の方が多いので、美瑛の中でも比較的訪れやすいエリアということができます。
それだけに、こちらに足を向けるときには丘を積極的に横断するようなコース取りをしましょう。
また、丘の景色の他に美馬牛の集落、白銀温泉、新栄の丘等も、この辺りを巡る目印になるでしょう。意外なところでは白銀街道。いかにも北海道の片田舎らしい1本道に、野菜や果実の直販農家が断続して、トウキビなどを食べるのも楽しいです。
記 2007/3/27