北海道Tour22#4
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キャンプ場で水を満タンにいただき、13:35、キャンプ場発。
道道682で最上の道道27までダートが6km。森の中には明るい木漏れ日が差していて、日なたの陽差しは結構鋭い。
しかし森全体が涼しいので、1回半?ぐらいの丘越えを落ちついてのんびりゆっくり、それなりに時間は掛かるものの淡々とこなしてゆく。
ところで、等ともったい付けるぐらいに、木々の間からちらちら見えるその気配から目を背けていた。足下には木漏れ日が当たっているのに、これから向かう北見方面、いや、置戸方面の空が曇り始め、いつの間にかどんより真っ暗になっているのだ。雲の真下はどう見てもただごとでは済んでいなさそうだ。しかしあえて、今のところはあまり深刻に考えないことにしておく。考えたって雲が消えるわけじゃないしエスケープルートがある訳じゃないし、考えなかったら必ず雨に見舞われる訳でもない。気を揉むだけ無駄なことだ。
ダートを抜け、更に下って14:20、最上で道道27に合流。
開成峠はたったの登り80m。それでも登っている間はひたすら暑く、汗がだらだら出てきた。この間、空は雲っぽいものの意外に明るく、もう少し涼しくなって欲しいと心から思った程だった。
開成峠を越えると、今まで山影で見えなかった行く手の空が真っ黒になっていることを知った。頭上はそれでも明るい。などと思っていると大粒の雨が落ちてきて、やべっと思ったところですぐ止んだ。その後も空気中に大粒の水滴が舞ってはいたものの、それが雨には至らない位で推移し続けた。助かったのかもしれない。
暗い空に向かって下り続ける間、路面は黒々ぬらぬらとものすごく濡れていた。所々の水たまりもかなり大きい。明らかにたった今、ゲリラ豪雨が通過した後なのだ。そして黒雲は向かって右側へ去りつつある。西から東に通過していったのだ。
14:45、開成橋着。チミケップ湖を13時半に出ても、やはりここまで1時間以上掛かるのだ。憶えておかねば。
道道27が開成橋で置戸川を渡る手前で、分岐する道道50へ。
道道50は、置戸へと続く北見盆地南側段丘裾、外周部担当の道道である。この後置戸まで、極力田舎っぽい静かな道を意図してGPSトラックを描いている。その狙い通りに交通量はぐっと少ない。例年北見から留辺蘂へ向かうのに通らざるを得ない、ここから山一つ北の谷間を通っている国道35で、交通量にげんなりさせられることを思い出す。
道は玉ねぎ、じゃがいも、とうきび等々、野菜畑の中に続く。八百屋やスーパーなどで見かける北見産の野菜達がこういう所で生産されているのだと思うと、より美味しく食べられるというものだ。こういう道なら、北見盆地も通っていて楽しいのだ。
開成橋近くでは豪雨が通過したばかりのように辺りはぬらぬら濡れていたが、その後すぐに路面が乾き、空は一旦晴れた。その後低くもりもりと勢いのいい雲が、次から次へとどんどん頭上を通過していた。
訓子府の手前辺りで、道が2010年に通った道であることに気が付いた。まあ計画段階でそうだとは思っていたが。通りやすそうな裏道を選ぶと、同じ道になってしまうのだ。
記 2022/11/26
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