北海道Tour22#4
2022/8/13(土) 札友内→常元-2

札友内→ウランコシ (以上#4-1)
→津別峠展望台
(以下#4-3) →津別
(以下#4-4) →チミケップ湖
(以下#4-5) →チミケップ湖キャンプ場
(以下#4-6) →訓子府
(以下#4-7) →常元

133km

A地点からC経由でB地点へ 赤は本日の経路
ニューサイ写真 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 気温が低いせいか、道道588の直登区間でもその先森に入るまでも記憶より短く感じられた。森までは頭上が開けているので、この区間で陽差しが出ていないと随分楽なのかもしれない。それでも斜度は8%ぐらい。森に入る頃には既に汗だらだらになっていた。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 森に入っても斜度は厳しい。でも、ギヤを下げて落ちついて登ればいつもの坂であり、こちらが汗だらだらでも森の中のひんやりした空気は記憶通りだ。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 しばらく8〜9%で安定していた登り斜度は、少し登ると沢渡り部分や交換部で緩くなり、緩急が付き始める。これが気持ち上だいぶ助かる。。

 そして標高が400mを越えると、森が開け始め、森の中から俄然涼しい風が通るようになる。道が貼り付く斜面の傾斜がより険しくなるため、木々がまばらになるせいだろうと思われる。この涼しい風も、毎回身体を随分楽にしてくれる。以前はこの辺から斜度が緩くなるように思っていたが、最近はもう斜度が少しも変わっていないことをプロフィールマップで見て知っている。まあ、全体的に地道にこつこつ登っていると、人生報われるものなのだ。いやいやいや、登れば登るほど厳しく際限無い峠も多いよ、等と思い直すのももう毎度の事。楽しい津別峠訪問なのだ。

 

 木々がまばらになった辺りから、頭上の霧が晴れてきた。そして森の中に、曇りとは明らかに違うニュアンスの明るい光が射している。天気予報通りの展開だ。こうなると晴れに向けてもう期待満々である。下の方は雲が溜まっていて何も見えない。今日の津別峠展望台は、晴れの雲海の景色を期待していいかもしれない。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 標高550m〜600mには、かつて2年ぐらい津別峠を通行止めにしていた崩落を復旧した箇所がある。斜面の木々が崩落通りに剥ぎ取られていて、つづら折れの下側の道から上側を見通せる、津別峠では珍しい場所だ。今日は全体的に見通しが良いので、上と下の位置関係がよく見える。屈斜路湖側は相変わらず霧の中だが、空には青い部分が見え始めている。登ってゆくにつれ、明らかに晴れてきているのだ。

A地点からC経由でB地点へ 赤は本日の経路

 つづら折れで折り返した道が、山肌と峰部分を巻いてゆく。この辺で峠まで標高差100m。特に終盤は斜度が上がり、なかなか津別峠に着いてくれない。しかし今日は完全に雲の上に出たようだ。空は真っ青、陽差しは暑いものの標高が上がって暑さは全体的にだいぶ和らいでいて、緑の鮮やかさが登りを助けてくれる。森が言葉にならない何かで語りかけてくれるような気にさせられるのだ。

 

 8:00、津別峠着。これで今回も津別峠に来れた。水を飲んでクロワッサンをふたつ腹に押し込み、よし、そのまま行ける。必要以上に休むこと無くそのままふるさと林道区間へ。全体的に30第40台の頃よりペースは遅くなっているものの、この一連の流れが懐かしく嬉しい。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 ふるさと林道は流石の斜度10%以上、斜面を巻いてゆく登りは眺めからしてかなり厳しい。こちらもそんなことはわかっている。ここまで温存しておいたインナーローを投入、一気に脚の負担が下がるのが有り難い。

 途中までいつもより苦しくなく、淡々と登れているなと思っていた。ペースが良いのかもしれない。こりゃ久々の30分かなとも思った。しかし峰を巻いて次の直登区間で、GPSの電池が切れた。有り難く脚を停め、フロントバッグから電池ケースを出し、交換して再起動。すぐ時間が経つ。まあしかし、これが無くても35分かかっただろうな。

 何はともあれ、毎回、直前の根釧台地202kmコースで開陽台への登りを押したことへの引け目が解消される登りである。今回もここ登れたなおれは、という。これで今年後半も頑張れるのだ。

 

 展望台駐車場への一登り、最後の13%はやはりかなり厳しい。8:40、展望台到着。今年もここまで登れた、と脚を着いて眺める展望台は、一面の青空をバックに眩しい陽差しの中、相変わらず空に少し突き出るように建っているのであった。

記 2022/11/26

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Last Update 2023/3/11
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