中国地方Tour22#5
2022/5/3(火) 柿木→赤-1

柿木→日原
(以下#5-2) →津和野
(以下#5-3) →金谷
(以下#5-4) →萩
(以下#5-5) →池ヶ峠
(以下#5-6) →赤
114km  RideWithGPS

ニューサイ写真 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

   RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 6時半に荷造りに外に出ると、まず空気がきりっと寒い。しかし空は真っ青。まぶしい程光が漲っている。かっと照らされた山々の、日なたは鮮やかに明るい緑で影が青い。高津川の瀬音の他にはカジカが響き、朝の鶏が鳴き始めている。静かな景色は楽しいものの、荷物を積んだらコーヒーを買って部屋に戻るとする。出発時にはレインジャケットを着込む必要があるな。

 今日は津和野経由で萩へ向かい、また内陸に戻って美祢市の赤まで行く。問題はRideWithGPSによる登り標高差が1750mということだ。これでもかなり台地上を通るようにして少なくしたのだ。標高差1750mはそれ程問題は無いのだが、実際の登り総量が多い方に転ぶとややしんどい。まあ今回毎日、計画値より実際の登り標高差が4/5〜2/3ぐらいになっている。今日も計画値より増えることは無いんじゃあないかと思うのだが、行程は粛々と進めてゆく必要がある。
 赤は秋吉台の麓であり、明日のお天気次第では今日中に秋吉台に寄る必要があった。ただ、明日も激晴れ予報なので、今日の到着時刻と登り総量で決めればいい。まあでも、明日晴れるなら明日の朝に秋吉台と出会うのが理想的なのかな、とは思う。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8 パノラマ合成

 7時から美味しい朝食をいただき、7:30柿木発。まずは津和野へ。ショートカットの一登り標高差400mを避け、高津川で日原まで下り、折り返して津和野川を遡って津和野へ向かう。

A地点からC経由でB地点へ 赤は本日の経路

 高津川対岸の町は既に日なたの中だ。橋を渡り、道沿いに低い軒が並ぶ小綺麗な雰囲気の町へ。昨夜は一晩中田んぼと高津川から、カエルの声が聞こえていた。またこの辺を訪れる機会があれば、柿木の原田屋旅館に泊まるべく計画を組むに違いない。そういうことを考えるのは、柿木の町の佇まいが、落ちついてこぢんまりと上品で、旅先として好ましいからだと思う。

 昨日に引き続き、国道187を高津川沿いに下ってゆく。

 当たり前のように風景は基本的に昨日里の風景が次第に渓谷に推移する続きである。谷間は更に狭くシェッドなども現れ、柿木までの谷間に比べて道の表情が更に山間っぽくなった。道の勾配が緩い下りなのも相変わらずだ。地図から想像された展開通りではある。

 まだ朝7時台のためか車は時々通るぐらいなので、下流側でどんどん山深くなっている静かな山間の風景を存分に楽しめているのが有り難い。柿木から津和野に向かうのが朝で良かった。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 万瀬で左鎧を経由する旧道っぽい細道を経由してみた。道が細いと、道の外側の空間が道に近づいて、自分も周囲の風景に溶け込めてゆくような気がする。

A地点からC経由でB地点へ 赤は本日の経路

 民家の軒、庭先の鯉幟、角の萬屋、畑。朝の山間集落ともいうべき、生活感一杯の風景が続くのもとても楽しい。そういえば今回、鯉幟をあまり眺めていないように思う。

 集落が終わると再び国道187に合流。左鎧で細道を通っている間に、谷間の川原は少し拡がったようだ。

 もう少し下って8:30、日原着。行く手の谷間が明るく開けているようだ。高津川と津和野川が合流する日原の盆地である。こちらは盆地の手前で高津川を渡り、折り返すように津和野川の谷間を遡って津和野へ向かう。

記 2022/6/20

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Last Update 2022/8/31
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