中国地方Tour22#2
2022/4/30(土) 東城→三瓶温泉-6

東城→小奴可 (以上#2-1)
→小峠 (以上#2-2)
→上阿井町 (以上#2-3)
→吉田 (以上#2-4)
→志津見 (以上#2-5)

→三瓶温泉
118km   RideWithGPS

中廻から北の原経由でさひめ野へ 赤は本日の経路
ニューサイ写真 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

   RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 三瓶山高原道路へと続く県道40は、直登っぽい線形とは違い、最大勾配7%台表示の比較的穏やかな道なのであった。しかし、今日のコースで一番車が多い。仕方無い、島根県に轟く三瓶山なのだ。

 途中、中廻では棚田の展望が拡がり、脚を停めるいい口実になった。一方、中廻からは更に多くの車が合流してきた。中廻から下ってゆく谷間は出雲市方面からやって来る国道184の谷間なので、これも仕方無い。

 そんな中廻のすぐ上手で、県道40から三瓶山の北側へ向かい、三瓶山高原道路道に合流する道が分岐していた。こちらの方が明らかに県道40より車が少ない。そしてこのまま県道40を登っても、三瓶山高原道路に合流することになるので、三瓶山高原道路をぐるっと回って宿に向かうオプションコースに向かうには大変都合が良い。地形図によると、一旦100m以上登って少し下っているので、登り総量は増えそうだ。
 時間はこの段階でまだ16時。ここまで予定は未定などとあまり真剣に考えていなかった、宿到着前の三瓶山周回。やや疲れているし腹は減ったし、でもこの時間なら行っとかないと、あとで後悔するだろう。まあいくら何でも、到着時刻が夕食予定の18時を過ぎはしないだろうし。

 森の中の道は静かだったが、ずっと走ってきてこの時間、斜度10%はやや厳しい。しかし途中から周囲は牧草地に替わるとともに、風がすっかり涼しくなった。もう標高600mを超えている。

   RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 三瓶山高原道路との合流点には、地形図によると高原道路に自転車専用道路が並行している。山腹北面の北の原まで、多少下って登り返しがある高原道路より、こちらの方がアップダウンは少ないように見えたので、行けたら行ってみようと考えていた。現地では交差点の道端の森と茂みが濃く、その中がよくわからなかった。私が知る山中や平原の自転車道の現況を思い出し、廃道になっていても全然おかしくないと思ってそのまま三瓶山高原道路の反時計回りに少し進むと、すぐに森の中から道が降りてきた。様子を伺うと、凸凹や落ち葉など無く思ったより綺麗な、ごく普通に自転車道っぽい路面が森の中に続いているのが見えた。これならきっと通りやすいに違いない。今日1日、山間のどこにも熊注意の看板は見ていない事だし、こちらへ進むことにした。

  八神から北の原経由でさひめ野へ 赤は本日の経路

 自転車道は地図で読めたとおり、この区間の三瓶山高原道路より登り下りが少ない。そして静かで通りやすく、森の中は緑に染まってしまいそうに木漏れ日が明るい。

 三瓶山高原道路から少し離れた森まっただ中に道が続くので、少し寂しくなってきたところで、16:45、北の原着。
 標高610m。自分で登っているのでわかっちゃあいたが、やはりなかなか登ってきているね。等と思いながら再び高原道路に合流して更に先へ進む。もう宿まで10kmを切っているこの段階で、まだ17時になっていない。道ももう概略下り。のんびり進めばいい。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8
 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 三瓶山高原道路は、基本的に森の中に続いた。広葉樹林の森はなかなかのボリュームで、夕方になって緑がますます鮮やかだ。しかしそれでも、晩秋や初冬の正午より、余程太陽は高い。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8
 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 途中の駐車場やつづら折れ区間、西の原では森が開け、その度に三瓶山が新緑もりもりで立ちはだかり、下界が見渡せたりしてその度足留めさせられた。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 明日下る予定の分岐を見送った後、最後は森の中から看板が現れ、17:15、本日の宿「さひめ野」着。取付はコンクリート舗装の激坂だった。もう構わない、迷わず押してしまう。

中廻から北の原経由でさひめ野へ 赤は本日の経路
 

 登りきったエントランスのアプローチから、三瓶山西側山裾と中国山地が見渡せた。夕焼けと早朝の雲海が見事らしいとのこと、明日は曇り予報なので、朝の展望は期待できないかもしれない。

 夕食は18時からの分が一杯になってしまったとのことで19時からとなった。宿の値段が値段だけあり、お刺身に石見牛を始めなかなかゴージャスでたっぷりと美味しい。
 大満足の1日だった。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

記 2022/5/19

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Last Update 2022/8/29
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