吉野→(県道15他)喜蔵院→(林道吉野大峰線)
(以上#1-1)
→(林道洞川高原線)洞川→(県道21)川合
(以下#1-3)
→(国道309)行者還トンネル
(以下#1-4)
→(国道309)天ヶ瀬
(以下#1-5)
→(国道169)池原ダム→(国道425)坂本ダム
(以下#1-6)
→(国道425)尾鷲
(以下#1-7)
→(県道778・国道311)九鬼→(県道574)九鬼港
146km
「もうだいぶ進んだな」が「いくらなんでももうそろそろ分岐じゃないか」になり、「まだなのか」と心配になったところでようやく「天川方面」の道標が登場。
谷底方面へ下って行く林道吉野大峰線から別れ、天川方面へ向かうこちらの道は相変わらず山肌を巻きつつ正面の山に向かって更にぐいぐい登って行く。
標高1100mを少し越え、辺りの木々は新芽や山桜が目立ち、下界から季節が1ヶ月ぐらい遅い春爛漫の趣である。
そうなると山肌の岩が目立って、より山深さも強く感じる。
9:40、五番関トンネルをひょいと抜けると、向こう側はやはり春の緑の山の中。
道なりに谷底へ一気に急降下すると、しばらく杉の中に道が続いた。
細道に加えカーブが多く、あまり調子に乗って下るわけにはいかないからか、地図の距離感よりいつまで経ってもなかなか洞川に着かない。
途中で登場した神社で水を戴いて、吉野山で断念したお参りも済ませて、更に少し下ったところでようやく突如辺りが開け、10:00、洞川着。
振り返ると新緑に覆われた山上川の谷間が間近に見えた。標高860m。2004年に一度ここで見上げた山の方面から、今日は下ってきたことになる。そのときも振り返る山々には標高以上になんだか神々しいような雰囲気が漂っていたが、今回そちらからやって来て、なんだかその山深さの実態に少し触れることができたような気がした。
洞川では山上ヶ岳への登山、いや、参拝客のためなのか、県道21沿いにびっしり旅館が建ち並ぶ。やはりここも落ち着いて雰囲気のいい木造旅館が多い。
その旅館街を抜け、緑の山をつづら折れで一気に下りきり、10:20、川合着。
だいぶ下って標高600m台だが、やはりここも辺りの山々が何とも山深い雰囲気だ。まあ考えてみれば広い広い吉野山地のど真ん中、どこまでも山深いのは当たり前ではある。
ここで国道309、旧行者還林道へ登り返し開始だ。
記 2009/5/6