私の好きな道　#19 ヌマオロ･オソツベツ･久著呂

　弟子屈から、釧路湿原へと続く谷間と丘陵が続く地域を通るのが道道53。この道は森と牧草地とアップダウンが入れ替わり立ち替わり登場する、漠々と似たような景色の中を、丘陵をのたうつように鶴居まで南下します。この道の途中の集落がヌマオロ、オソツベツ、久著呂です。

　晴れた日の緑の牧草地は輝くように美しく、丘陵地の道は景色のアングルが次々に変わって見応えがあります。一方、雨が降りやすいエリアでもあり、鉛のように低く重い雲の下、緑の景色は一気に単調に見えて仕方なくなることもあります。

　どこへ行っても似たような景色が登場するこの辺り、コース取りとしてはメインルートの道道53を外し、途中から塘路とか磯分内方面や西側へ抜けるのも悪くないでしょう。基本的には、弟子屈から南下する方が、どういうわけか景色の見え方が心に残るという印象があります。

記 2006/2/15

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