入口からいつもの坂を登り、途中で隣の開陽台牧場を見渡し、15:15開陽台着。
自転車に鍵を掛け、何は無くともまず展望台へ。
今日の開陽台は、陽差しがそろそろ目に見えて弱く赤く低くなり始め、秋らしく涼しい開陽台だ。まだ15時とはいえ、日没までもう2時間無い。風景全体が夕方へと変わりつつある。風ももう大分収まってきた。
秋のこの時期、増して昨日の嵐の後。遠景が全体的に過去最大級にくっきりはっきりとよく見える。尾岱沼や野付半島、風蓮湖。国後島の岸壁っぽい岸はもちろん、奥の高い山がはっきりくっきり空に浮き上がっている。後で石川さんに質問したら、それは国後の爺爺岳で、1000m以上ある山らしい。方向を変えると、さっき通ってきた計根別の、建設中の乳製品工場が森の中に輝いている。
またもや、昨日の嵐で危険な目に会ったことを思い出した。晴れとそうじゃない日の差が極端なのは夏だけじゃないのだ。つくづく今日は、良い日だったと思う。宿はもうすぐそこ、何の心配も無い。いや、最後まで事故に遭わないよう、細心の注意を払う必要はある。
360°カメラや広角レンズで拡がる根釧台地を撮っても、開陽台のために持ってきた望遠レンズで写真を撮っても、どうせいつもと同じような写真しか撮っていない。どっちでも良いことを思いつくままに任せ、根釧台地を見渡し、澄んだ空の中にいるような気になって、涼しい風にただ吹かれて、気が付いたら40分ぐらい経っていた。
もうそのまま開陽台から民宿地平線へ向かおうと思っていた。しかし、途中毎度の私的ポイント、ダート町道があることを思いだした。今年の開陽訪問では余り天気に恵まれず、何度も通過してしまっていたのだ。今は絶好の天気なので、こういう時に立ち寄っておくことにした。
眩しい夕陽の中で一直線のダートをバックに地平線と自転車を撮っておく。また来ますよ。
16:30、民宿地平線着。
昨日鱒やにお電話くださった石川さんに御礼と、昨日の道中各所について、そして根釧台地を少し甘く見ていたかもしれないと報告しておく。仁多はやはり、根釧台地の周辺部でも風が厳しい場所であり、冬はあの風が−10℃以下で吹雪になって吹き荒れるとのこと。そりゃあ危険だ。スノーシェッドが昔からある訳だな。
その後は保養所温泉へ。いつものようにお風呂と夕食にする。今日は洗濯する必要は無い。
明日の天気は午前中晴れ、午後から曇りで最高24℃と大変申し分無い。飛行機が14:55なので、昼食を見込んで空港には12時半前に着く計画にしておけば、もし何か途中でトラブったときでもまあ安心だろう。
もう少し具体的な行程としては、西側に向かって南下して、大成折り返しぐらいで考えていた。しかし、今日の感じだと途中の風景を眺めていたら、大成まで行けないかもしれない。計根別手前辺りがいいところかもしれない。ならば途中で時間を見て折り返せばいいいだけのことだ。
有り難いことに最終日に天気の不安が無い、そのことが明日最大のポイントだ。前の夜に飛行機が飛ばなくなった年だってあったのに。
と思って気が付いた。あの嵐が1日早まっていたら往きの便を直撃していたし、2日遅かったら帰りの便を直撃していたのだ。やはりこの時期、旅が成り立つのは首の皮1枚、なのかもしれない。
記 2025/11/10
#15-1へ進む
#14-4へ戻る
25秋indexへ
北海道Tour indexへ
自転車ツーリングの記録へ
Topへ