紀伊半島Tour24#0
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2007/4/29 |
2015/5/5
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2018/4/29
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国道169の瀞峡トンネルが貫通した。2025年にはいよいよ国道169の大型細道区間、小松・小森間が新道で開通する。
その話を、とある情報筋から知ったのは2023年暮れ。この段階で2024年のGWは紀伊半島Tour24にほぼ確定した。開通後に行ってもいいんだが、いや、旧道区間が閉鎖されていたら後の祭りだし、タイミングとしてもコロナ禍を挟んで前回2018年から6年目、間に中国地方・四国が挟まっているので順当といえる。
紀伊半島Tourシリーズは、過去最長が5日間。内陸も海岸もほぼ登り下りだけとか紀伊半島自体の広さとかの理由はある。今回もあまり長い日程は考えていなかった。それに暦では中日に3日間の平日があり、今年のGWは分割になるんだろうと考えて、5/2〜5/7の行程を考え始めた。
行きたい道はいろいろあったものの、宿の選定に入った段階で驚いたのは、昨年の四国以上に以前あった筈の宿が無くなっていたこと。コロナ禍以外に、高齢化なども大きな要因のようではある。親しみやすい親切な宿の数々、明るくおもてなしくださった方々、宿の子供達。みんな今頃どうしているのかと、ちょっと寂しい気分になってしまった。
私の現実としては、それでも行程を確定してゆく必要がある。宿の空き、道、ボリュームの兼ね合いから、4月上旬に5/2〜5/4の3日間が決まった。
その一方、4月中旬に諸般の事情で中日3日間が大手を振って休みに変わり、GW10連休が可能になってしまった。このため、急遽前半3日間を追加することにした。また紆余曲折の末、後半の3日行程に、5/5のもう1日を追加できそうなことがわかった。
その段階で残っていた宿はやや高額の宿泊料だった。しかし今年は60歳前年のGW。来年からシニア社員になって収入が3割減るし、今後私のツーリングは更に老人化していくことは目に見えている。もう5年後にはGWの宿泊ツーリングなんて行けなくなっているかもしれないのだ。ならば今、ツーリングにもう1日追加できるチャンスがあれば、全力で臨むべきだ。迷う余地は無い。某友人の名台詞「お金ならありますから」を思い出し白目の気絶寸前で、私は海岸のかんぽの宿を予約したのであった。
幸いなことに、往復の指定券は全て早めに押さえることができた。以前のように無印出雲が無くなってしまった今、紀伊半島への始発アクセスは毎回同じのぞみ3だ。多摩地区に住んでいると、品川到着時刻の関係でこれ以上早い時間の列車は難しい。このため、繁忙期ののぞみ3は予約開始日に速攻で予約する必要がある。こういう時に事前申し込みが可能なエクスプレス予約は、未だに素晴らしく便利だ。各車両最後部の大型荷物スペース付座席が予約しやすいことも含めて。
記 2024/5/25