北海道Tour23#14
2023/9/16(土)朱鞠内湖→仁宇布-1

朱鞠内湖→朱鞠内
(以下#14-2) →母子里
(以下#14-3) →下川
(以下#14-4) →上幌内
(以下#14-5) →仁宇布
 108km

ニューサイ写真 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 夜明けの空は晴れというより曇り。その後いつまで経ってもあまり明るくならず、陽差しが出ているような出ていないような厚い雲が、朱鞠内湖の上に拡がっている。今日はお昼までには晴れる予報なので、焦らずに粛々着々と脚を進めよう。

 

 6:10、朝食前に肌寒い朱鞠内湖岸へ脚を向けてみる。青空は見えるものの、未だ雲が空を覆い、陽差しはあまり出ていない。それならそれで湖面から霞が煙り立つ様が幽玄と、なかなかの迫力だ。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8
A地点からC経由でB地点へ 赤は本日の経路
 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8
 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8
 

 相変わらず湖面には波が全く無い。ものすごい平滑度の平面が空を映し、彼方の対岸まで拡がっている。昨日と同じく、拡がりも平滑さも見たことが無いほどの空間規模だ。そして曇りのため風景が白黒っぽい分、空を映す湖面の光り方が昨日より更に非現実的だ。それは鏡じゃなくて、何かただならぬ見たことが無い液体金属というか、いや、液体金属がどんなものかはよく知らない。液体金属だって、子供の頃体温計を割って出てきた水銀以外、ターミネーターでしか見た記憶は無い。とにかく、水じゃない何か未知の物質が光っているように見えるのだ。もともと自然の湖じゃない人造湖に、単に水が溜まっているだけなのに、何故こんなにただならぬ非現実感が漂っているのか。むしろ人造湖だからこういうことになるのか。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 妄想は止めどなく纏まり無く拡がりつつ、何かやはり来て良かったと思う。或いはこれは、感動というものかもしれない。何事もわかった気にならず、実際に来たり見てみることには意味があるのだ。

 

 宿に戻ったら7時前。美味しい朝食をいただくとする。補給食は昨日旭川空港で仕入れたバームクーヘンが十分残っているし、今日は下川辺りか名寄盆地で補給可能とは言え、ご飯はお代わりしておく。

 7:45、レークハウスしゅまりない発。
 湖畔の丘から三俣へ下り、丘を一つ越えて朱鞠内へ下って、今日は国道275を母子里方面へ。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

記 2024/2/18

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Last Update 2024/3/23
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