中国地方Tour22#3
2022/5/1(日)三瓶温泉→広島-2

三瓶温泉→粕淵 (以上#3-1)
→川本
(以下#3-3) →瑞穂
(以下#3-4) →千代田
(以下#3-5) →宇津
(以下#3-6) →広島

133km   RideWithGPS

粕淵から柳瀬経由で川本へ 赤は本日の経路
ニューサイ写真 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 橋を渡って江の川対岸へ渡ると、案の上それっぽい細道が始まった。道間違い込みの回り道で、20分ぐらいのロスとなった。また、この間違いによって、距離は第2案と大して変わらなくなったことに、後で気が付いた。

 江の川の谷が屈曲して折り返す、亀村、野井を回り込み、道は軽く緩く登ったり下ったりして明塚、柳瀬、乙原と、河岸一皮の狭い森を三江線跡とともに続いてゆく。

 

 三江線は基本的に道から少し高い位置に通っている。時々現れるコンクリート橋は60〜70年代っぽく近代的であり、踏切では線路に仮設パイプの柵が立てられていた。柵そのものとその錆び方に、もう廃止されて4年も経っているのだと改めて思わされた。そもそも線路跡は草ぼうぼうになっている。

 それでも三江線跡が時々道の高さに降りてきて線路跡と道の空間が一体になり、何だか列車かトロッコか何かになって線路跡を走っているような気分になる。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 三江線が通っていた岸の方が、2022年の現状としては向こう岸より民家が少ないように見える。

  柳瀬から川本経由で因原へ 赤は本日の経路

 柳瀬からは県道40がこっちに渡ってきたようだった。

 一旦道幅は拡がったものの、昨日三瓶山へ登る県道40は交通量が多かったのに、江の川沿い区間では交通量がかなり少ない。手前の細道区間がボトルネックになっているのかもしれない。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 この細道区間がボトルネックになり、江の川沿いの県道40は、交通量がかなり少ないのかもしれない。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 森の向こうに時々眺める江の川は大河のようにゆったり悠然とした表情ながら、その割には川幅が大河というほど広いわけではない。時々現れる農村の空間感覚は、こぢんまりと可愛らしく何とも居心地が良い。

 全体として山に囲まれた森ではあっても、山の形はどこかのんびりと穏やかで優しい。そして、集落だけでなく森にも対岸にも、そこはかとなく人の営みの優しい気配、田舎の人里として典型的なような象徴的な雰囲気がが漂っている。独特ですらあるその雰囲気が、江の川の表情、個性なのだと思った。

 9:20、川本着。粕淵より更に大きな町だ。走り始めて30km全部下りなのに、意外に時間が掛かっている。のんびり走りすぎている。意識していなくても、やはり昨日疲れているのかもしれない。

 川本は粕淵より大きな町のように見える。何か凄い建物が、見上げる斜面に建っている。小学校のようだ。元川本駅舎はほぼ廃止前のまま(と思われるぐらい)キレイに残されていて、三江線に思い入れのある町だということがよくわかる。何だかずっと列車を待っていたいような気分になるが、まだ行程全体の1/4。粛々と広島へ向かわなければならない。便所をお借りしておくに留めておく。

記 2022/5/26

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Last Update 2022/8/29
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