紀伊半島Tour18#5
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近露→中辺路町栗栖川
(以上#5-1)
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阿田木から道の名前は県道26。相変わらずぐるっと大きな曲線で曲がってゆく谷に続く。
青緑色の川を両側の山が相対して囲む大きな谷間に、幅が広がった道は続いてゆく。
周りの山はまだ高く、日高川は相変わらずくねっているものの、川幅と谷間空間が拡がったことで、谷間の雰囲気は次第にやや開けたものになり始めていた。
三十木の原日浦橋で県道26から対岸の県道25へ。県道26が日高川沿いから丘越えショートカットするので、日高川沿いに続く県道25へ乗り換えるのだ。
少し先の下田原大橋でまたもや対岸の町道へ。この辺り、GPSトラックを描くときに広そうな道より狭そうな道、県道より町道、いろいろ画策して頻繁に川岸を変えたことを思い出した。
しかし、より狭い道を選んだつもりが、実はこちらの方に集落が多いためか拡幅済みであり、交通量は少ないものの時々車がやって来る。対岸に眺める県道25は岸辺の木立が道を覆う静かそうな道。舗装の細道に希に軽トラが通る程度だ。もう少し慎重にトラックを選ぶんだった、と思った。
坂野川橋ではその県道25がこちらの岸に渡ってきて、そのまま山中へ登ってゆく。川沿いの県道はまた名前が変わって県道196となる。
こちらは橋を渡って対岸の町道へ。
どこがどういう風にトラックを組んだかは全く覚えていないものの、我ながらそれなりに意図を持って細かく計画しているのだった。
相変わらず道はほぼ平坦な細道だが、この辺りから谷間の幅と平地が拡がり始めた。全体的には谷間は相変わらず静かで、川幅は更に少し広くなったものの、川原には相変わらず大きな岩や青緑色の川が見応えたっぷりだった。
記 2018/6/9