北海道Tour17#9
2017/8/17(木)浜鬼志別→仁宇布-1

浜鬼志別→浜猿払→浅茅野 (以上#9-1)
(以下#9-2) →常磐 (以上#9-2)
(以下#9-3) →下頓別→中頓別 (以上#9-3)
(以下#9-4) →歌登 (以上#9-4)
(以下#9-5) →仁宇布 (以上#9-5)
(以下#9-6) →ファームイントント  130km  ルートラボ

ニューサイ写真 RICOH GRU GR18.3mm1:2.8 A地点からC経由でB地点へ 赤は本日の経路 濃い灰色は既済経路

 防音断熱空調完備、外の音はほとんど聞こえないホテルの部屋で、今朝も4時から朝食を腹に詰め込んでゆく。まずみかんジュース、並行してカップ麺にお湯を入れ、カップ麺ができるまでおにぎりを1個。カップ麺を食べたら豚丼だ。口に物が入っている間は手が空くので、食べながら、部屋に店開きした荷物を再びサイドバッグへ戻してゆく。無駄に一杯持ち運んでいるような気も荷物であっても、前後左右それぞれのバッグに入れる物は決まっている。そして旅の途中で重量がかさむ地図(紙って重いんです)等を送り返す度、地図が空いた分に他のバッグから重い物を入れ替え、どうしてもカメラでフロントヘビーになりがちな前後の重量バランスをなるべく整えるようにしているのだ。

 

 早朝で外がまだ暗いとあまり頭は働かない。でも、水アシストも動員して食べ物を身体に押し込んだり、荷物のバランスをぼうっと考えているうちに、今朝も順当な時間に空は少しづつ、何となく明るくなってきた。
 やっと今日も1日が始まる、という気になってくる。人間の生活には、朝の光が必要なのだ。ホテル前、駐車場を挟んでやや遠くの国道238も見えてきた。音は全く聞こえず風景全体に強風が吹いているような動きも無い。静かな朝であるように見えた。これなら、昨日のような向かい風には悩まされずに済むだろう。
 今日の天気予報をチェック。行く先のところどころで、到着予定時刻とは無関係に終日晴れ時々曇りマークが付いている。降水確率は概ね30%以下。劇的な晴れではなくても、雨に悩まされることは無いだろう。最低限、今日は仁宇布まで問題なく自走できるだろうと思われる。もし天気の実態がいい方に転んで、道道120を始めとする私的ポイントで青空が出てくれると、大変に有り難い。
 一昨日と昨日の晴れの感動がまだ自分の中に残っていて、希望を持って1日行動しよう、と思える9日目の早朝なのだった。

 5:30、ホテルさるふつ発。
 国道238に出て走り始めた途端、北東から強い向かい風が吹いていることを思い知った。オホーツク海上の波も高い。ホテルの部屋で、風は止んでいると思っていたのは大きな間違いなのだった。勢いが昨日の夕方ほどではなく、その分草や木が揺れていないので視覚的な動きが感じられないというだけの話だ。

 RICOH GRU GR18.3mm1:2.8

 それでも当面、開けた場所を南下し続けなければならない。網走・稚内間の国道238は、オホーツク街道と名付けられている。しかしオホーツク海の海岸沿いの道となってその名に本当に相応しいと感じられるのは紋別以北であり、更に自転車で走ってまあツーリング的に落ち着けて楽しいと思えると思われるのは興部以北、いや、浜頓別以北と思われる。

 この区間の大きな特徴は、今日のような低い雲と強い風に代表される、いかにも北の海岸らしく薄ら寒く厳しい印象の風景だ。たとえ空が晴れていても、基本的にはやはり何となく薄ら寒い北の海岸である。今この状況を鑑みるに、それっぽい場所でそれっぽい天気になっているだけの話なのかもしれない。そうだとしても、今朝はかなり肌寒い。

 やがて「芦野市街」という分岐が現れた。看板に市街と書いてあっても、10年以上前の訪問では、人が住んでいそうな家屋は数軒だけだった。今はもっと減っているのだろうか。思考がやや愚痴っぽい方向に向かうのは、向かい風で風景が単調で天気が冴えないからだろう。風が強いだけあって、雲の動きはかなり速い。低くボリューム感たっぷりの雲が、次から次へとやってきては過ぎてゆくのが、薄暗い風景に動きと不穏な印象を与えていた。

 しかし時々、海上の厚い雲が切れ、青空がちらっと見えたり、更に薄くなった雲から太陽がそこからかっと射してきた。その途端、面白いように気分がころっと変わり、何だか嬉しくなってくるのが我ながら可笑しい。やはり人間の生活には、朝の光が必要なのだ。日差しは安定しないものの、まずは前向きに浜猿払を目指そう。

 などと取り留めない思いとともに、黙々と国道238を南下してゆく。向かい風で脚は重くても、脚を回しているだけあって確実に前に進んではいる。そういうところが自転車ツーリングの救いである。

 浜猿払の手前から、毎度の如くエサヌカ線へ。

 エサヌカ線でも、当然の如く向かい風は極めて強い。というか、国道238より風は更に強まってしまった。海岸に近い牧草地まっただ中に道が通っていて、牧草地の際は低い茂みだけで防風林など全く無いからだ。

 ただまあ、それだけに草と空と道だけの眺めはここならではでもある。空に雲が多くても、景色を眺めている分には不自由しない、と考えることもできる。なかなか進まないという違和感がある、それだけの話だ。それにまだ早朝なので、いくらペースが遅くてもじれったいだけで、まだ先行きを焦らずに済む。

 国道238と違い車が殆ど来ないので、気持ちと身体が随分落ちついているのが自分でよくわかる。

 海岸の牧草地に続く一直線の道は時々クランク状に、段階的に内陸側へスライドしてゆく。

 拡がる平原の上の灰色の雲の塊は、重く、しかし次々と通り過ぎてゆき、その合間の青空が少しずつ増えたり、また減ったりしていた。今日は内陸側もどんよりしているようだ。


 6:40、浅茅野着。
 GPSトラックに従い、細道を狙い定めて内陸の分岐へ。GPSトラックのお陰で、こういう道でいちいち悩まなくて済む。

 国道238を横断して、道道710に変わった道で、そのまま内陸方面、ポン仁達内から常磐へ向かう。道道710は、この先途中のオビンナイから向こうは2001年に訪問している。しかしそれはもう16年前の話だ。しかも確か今日以上に天気が優れず、辺りは所々で霧すら出ていた。その後2007年にも部分的に訪問しているはずだが、やはり小雨気味で、残念ながら過去2回の訪問の印象は薄く、断片的にしか風景を覚えていない。全体としては、ほぼ新規訪問のような気がしている。

 コムケ沼北側ではアップダウンが続いた。牧場と牧草地、森と茂みが断続しながら続くその地形は丘陵っぽいものの、実際には丘の上でも標高は20mも無い。それなのに森のパートが始まった途端、辺り全体に何か熊が出そうな山深い雰囲気が急に漂い始める。恐らく熊ぐらいは出るのだろう。それっぽい臭いもプンプン漂っているし、ところどころで8月に入ってからの出没情報も掲示されていた。

 小石峠や天北峠など、標高は低いのに、妙に山深かったり天気がころっと変わったりする峠を思い出す。元天北線の北オホーツク自転車道もかつては好んで通っていたのに、熊出没が続いたのとエサヌカ線が全線舗装されていることがわかってから、脚を向けなくなってしまった。低地のようでいて意外な程山深さが漂う森は、道北最北部全体の特徴だとも思う。流石に道北もここまで北上すると、平地も山地も渾然一体となっているのかもしれない。生い茂る森、ずぶずぶの湿地、夏でも肌寒く安定しない天気など、開拓のご苦労は大変なものだっただろうとも思う。

 圧迫感を感じる森から出ると、途端に周囲には丘が開ける。なだらかな丘に伸びやかに拡がる牧草地は、間違い無く道北らしい風景だ。

 以前来たときは、前日までの行程で溜まった疲労と、時々雨っぽくなる霧のせいか、今日ほどこの辺りの風景を楽しめていなかったように思う。予めわかっていれば、丘陵のアップダウンも気が楽だ。何たって標高差20m程度である。こういうところは、やはり一度来た印象が少しでも残っていることが大きく影響していると言える。

 前方に現れた谷間と交差点に、何だか馴染み深い雰囲気が漂っているのに気が付いた。浜頓別から豊富へ向かう道道84なのだった。7:30、ポン仁達内着。
 浜頓別ではセイコーマートに寄らざるを得ないので市街地通過には多少時間が掛かり、これまで浜鬼志別発でこの時間に浜頓別辺りを出発できていなかった。ポン仁達内は浜頓別より内陸側なので、今日の行程としては浜頓別の先に位置するというイメージの場所だ。つまり、浜鬼志別から海岸沿いに浜頓別を目指して道道120方面に向かう時の感覚と比べて、この時間にここまで来れている、というお徳用感がある。風景もいい。セイコーマートだってHotchef付き店舗が中頓別にも鬼志別にもあるので、浜頓別でセイコーマートに寄らなければならない必然性は無い。道道710、今後鬼志別・中頓別間のパターンでちょくちょく使おうと思った。

 ポン仁達内から先は農免農道。丘を越えたり牧草地の中を通り過ぎたりして、最後は近年訪れた台地上の牧草地から頓別川の谷間へ一気に下り、8:10、常盤着。

 中頓別まではいずれ国道275を通ることになるのだが、通れる間は裏道を経由するという趣旨で、下頓別まで町道・農道を経由してみた。

 フラットで安定した舗装路面の農道は、国道や幹線道道と比べてどう違うのかと言えば、物的にはそんなに違わないのかもしれない。ただ、車がいない、幅が狭い、路盤が低く周囲の牧草地と空間が一続きであるということが、走っている気持ちを楽にしてくれる。それはやはり私のようなツーリストにとって根本的な居心地の違いである。こういう道がいつまでも続いて欲しいのだが、現実としてはあまり続かないことが多い。

 国道275へ戻ると、あとは淡々と中頓別を目指すしかない。

 寿トンネル、寿のスキー場を過ぎ、寿公園の9600形SLといにしえ国産戦闘機を横目に眺めて中頓別の町へ。

 スキー場から中頓別は目と鼻の先だと思っていると、そうでもないのがややじれったい。

 8:30、中頓別着。かなりのんびり進んでいるにしてはなかなか好調である。
 とりあえずいつものセイコーマートで一休みとする。出発から3時間経過、大変宜しい頃合いだ。しかもHotchef付きである。先客のバイクが1名、地元車1名を横目で眺め、取り急ぎ休憩系食料を仕入れ、補給的行為をこなしてゆくことにする。思えば今日で9日目。この先セイコーマートでトウキビを買うチャンスも残り少なくなってきていることを、そろそろ意識せねば。
 次は道道120兵知安峠だ。道北の峠の例に漏れず、標高200m台なのにかなり山深い兵知安峠と道道120。一昨日は8時台のため熊が出そうな心配があり、訪問を止めておいた。しかし、それが9時台なら少しは安心できるとも思える。まだ熊出現情報が少なかった2004年以前には、こういう道にもダートにも、平気で早朝からばんばん踏み込んでいたのを思い出しもするものの、まあ、今日のところは少しは安心して通れるだろう。


 8:55、中頓別発。

 兵知安川沿いに、低山というより丘に挟まれたような、狭くもなく広々と開放感を感じるわけでもない谷間を8km。

 兵知安で道道647と別れ、道道120は兵知安峠へ向かう谷間へ進む。

 分岐する道道647は国道275の小頓別方面へ向かうため、道道番号はそのままなのに、もともと少なかった交通量が更に極端に少なくなってしまうのだ。それが私の狙い目であり、一方で近年この道が何だかちょっと怖い理由でもある。

 牧草地の外れから先、急に谷間は狭まって辺りの森が急に山深くなり、空気中にこれまで感じることが無かった水滴まで感じられ始めた。

 さすが仁宇布から延々と山中に続く道道120でも一番山深さを感じる区間だと、改めて感心させられる。

 ただ、9時台ともなると、道道120には意外にも車は時々通っていた。それは静かな道でいて、これなら熊は出ないだろうというぐらいの程良さだった。

 ちょっと怖がりすぎていたかもしれないが、いや、やはり車がいなかったら怖い道だろうな。

 標高237mの兵知安峠を越えてみれば、一昨日の上問寒→南幌延、道道138の200m台名無し峠よりさらっと越えられたように思えた。或いは昨日と違ってまだ午前中で気持ちの余裕があり、気温も低く、こちらには何度も通っていて道のイメージがあるせいかもしれない。

 しかし谷底に下りきった後の、何か出てきそうな茂み区間の長さは、やや意外だった。基本的にはだらっとした下り基調ではあるものの、とにかく鬱蒼と山深くて何か潜んでいそうな不気味な谷間であるためか、あまり移動した気がしない、ということなのかもしれない。

 オムロシュベツという地名が地形図に書いてある。実際にはかつて集落があったのかもしれないぐらいの拡がりが茂みに埋もれていて、この谷間の茂みでかつて開拓者の方が苦労されていたのかな、等と思わされる。やっと牧草地が現れると、道道12との合流手前である。

 10:45、歌登着。なかなかの早着で調子がいい。今回は前半の道東で雨による運休や下方修正が続いて、気持ちがやや腐り気味だった。しかしここ数日、おれもやればできるではないか、という気に少しなってきた。尤も今日は、もうこの後仁宇布まで辿り着けばいいだけだ。総走行距離はたった130km。この時間なら今日の終着は下川、いや、西興部とか士別辺りまででも楽勝ではないかとも思われる。余裕たっぷりの計画は、山深い仁宇布まで、そして更に山深い仁宇布以南の道道120を、16時過ぎには通りたくないからだ。そう考えると、この道北縦断道路を通る場合、真ん中の仁宇布に16時ぐらいまでに着くという行程は悪くない。16時終着でもあるので、やや余裕をみた分割気味の行程になってしまうということでもある。そもそも仁宇布に泊まることそのものが、私にとって道北訪問の大きな目的の一つになっている。そういう山深さこそが仁宇布の魅力でもあるし。
 等と考えていると、ツーリストがセイコーマートにやってきた。明らかに見覚えがある自転車と、乗り手である。いつだったか(不確か)、中頓別のセイコーマート(確か)で出会った方に違いない。お互い自転車で相手を思い出し「どこかでお会いしましたねー」などとお話しするのが可笑しい。また、何時の日かどこかでお会いするのだと思う。

 いろいろ食べて長居する間に、空はどんどん晴れてきて、雲はそう高くないものの青空が出るぐらいに勢いよく流れていた。普通に辺りは日なたと言える程度に明るく、やや暑くすらある。長居ついでにここで日焼け止めとムシペールを塗り直しておく。


 11:20、歌登発。

 ここからは道道120で終着の仁宇布まで、エスケープにならない分岐が3本だけ。もう逃げ道は無い。撤退するならもうここしかない。今日は時刻は早いし天気もそこそこにまあまあ。もうあまり深刻な事態に陥ることは無いだろう。
 歌登周辺では、そういう安心感があった。

 しかし盆地が南の端で狭くなり、辺毛内手前で志美宇丹峠手前の谷間に入ると、途端に雲が厚くなってきた。

 更に志美宇丹峠へたった80m登る間に、空は明るいものの空中に水滴までぱらつき始めた。以前辺毛内のホテルで話を聞いた通りに、歌登の盆地縁で天気はがらっと変わるのだった。

 志美宇丹峠を越えても、志美宇丹の谷間は薄暗目の曇り。

 上徳志別の盆地でもやはり薄暗目の曇りが続いていた。

 大曲、道北スーパー林道分岐、天の川トンネルと山間区間へ進むと、次第に道道120が通る谷間の幅は狭くなり、その奥に進んだなりに雲は濃く低く、辺りの雰囲気もがらっと替わって重くなっていた。

 時々空中に漂う水滴の密度が濃くなって、雨具を着込むような局面もあった。ただ、それでも風雲急を告げるというほどではなく、雲は相変わらずやや早めに動いていて、今すぐ大雨にはならないという確信もあった。

 幸い実際にも西尾峠まで、雨は降ることは無かった。14:30、西尾峠通過。

 過ぎてしまえば随分気が軽くなる。標高440mちょっとの西尾峠まで、全行程の坂の登りとして一番厳しいのは、何と初っぱなの志美宇丹峠登りなのである。ここが行ければ次の大曲も行けるし、大曲が行ければ西尾峠なんてだらだら坂の果てなのだ。
 ただ距離はひたすら長く、無人の谷間に深い森が続き、天候は麓から急変することも多い。極力15時前には通過したい峠だ、と改めて痛感した。ならばファームイントントへ向かう今日の行程は、これが最上の選択だろう。
 などと思っている間に、先の空が目に見えて明るくなってきた。あの辺りが仁宇布なのだろうと思っていると、正面にはやや遠くの山影も見え始めてきた。仁宇布の盆地を囲む山々の姿だ。

 行く手の森が開け、牧草地が見え始め、仁宇布の盆地へ。

 松山牧場の脇を通過しつつ、この時間ならトロッコに間に合うかもしれない、と気が付いた。確か毎時ちょうど発か何かわかりやすい時刻であり、その募集は発車10分か20分前には締め切られたような気もする。ならば14:50か14:40に間に合うか合わないかで、トロッコ乗車は1時間違い、ファームイントントで夕暮れの牧草地を眺めながらビールにありつける時刻も1時間違ってしまう。それは北海道Tour中最大級の大問題だ。急ぐに越したことは無い。
 山間よりは明るいとは言えどうせ空はやや重めの曇りなので、あまり立ち止まらず、下りと追い風に乗って30km/hで仁宇布へ急降下。しかし残り時間を気にし出すと、いつも仁宇布から登るのろのろペースよりじれったい。やはり、あまり急ぐものではない。


 14:40、仁宇布トロッコ王国着。
 早速受付へ。15時発の締め切りは14:45だった。よかった、あと5分残っていた。そして、今回はファームイントント宿泊割引があることもちゃんとわかっていた。受付に尋ねると、ファームイントントに電話して確認してくれた。しかし後でわかったが、実はファームイントントで纏めてお支払いするというのが正しい方法のようだった。

 仁宇布に降りても相変わらず曇りは続いていた。

 トロッコに乗り、仁宇布の盆地からペンケニウプ川の谷間を下り始めると、時々日差しが現れた。

 過去の訪問を思い出すと、そういうことは多いような気がするので、そういうものなのかもしれない。

 木漏れ日の森を疾走するトロッコ、何度乗っても素晴らしい体験だ。

 16:00、ファームイントント着。

 RICOH GRU GR18.3mm1:2.8
 RICOH GRU GR18.3mm1:2.8

 到着後、気さくな女将さんと30分ぐらい話し込んでしまい、16:30から風呂、洗濯、もろもろスタート。ビールは17:10からとなった。

   RICOH GRU GR18.3mm1:2.8

 満室で予約できなかった14日とは打って変わって、今日のお客は私一人。よくお会いする家族連れの常連さんとの再会も楽しみだったのだが、まあどういう場合も、このテラスで牧草地を眺めながらビールを呑むのが私の北海道Tour全体の後半ハイライトとなっている。今日は相変わらず曇り空ではあるものの、そんなことはどうでもいい。

     

 次第に暗くなってゆく牧草地を眺めながらの夕食は、やはり今日までずっと楽しみだったジンギスカン。とある道東のサイクリストが、あの素晴らしい肉を夕食に出せるのがファームイントントの凄いところだ、と仰っていた通りの、何度食べても絶品と思わせる美味しさである。

記 2018/1/14

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Last Update 2018/2/20
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