北海道Tour17#11
2017/8/19(土)大村→幾寅-1

大村→美瑛→上富良野
(以下#11-2) →東山→布礼別→麓郷
(以下#11-3) →西達布→幾寅
(以下#11-4) →北落合→幾寅
 155km ルートラボ
(以下#11-5) →(輪行)大村

赤は本日の経路 濃い灰色は既済経路
  夜明けの大村 朝日は出ているが雲は低く厚い PENTAX K-1 smc PENTAX-FA77mm1:1.8 Limited

 天気予報は朝曇り、12時付近から晴れ。最終日のいつものコースを上富良野・ベベルイ基線・麓郷と経由した後、早ければ老節布辺り、遅くても北落合では晴れるのではないかと思われる。
 2015年までは、その後トマムで行程を終えて札幌に向かい、翌朝は千歳空港から帰るというパターンで完成版だと思っていた。札幌ではラーメンやジンギスカンや生クラシックを始めとした食事が1983年以来の楽しみとなっている。JR北海道が誇る各爆走特急や快速エアポートに乗れるのも楽しかった。それに、予約さえ早ければ、比較的安くて便利なホテルも多い。北海道最終日の宿泊地であり、東京に帰る前の日の宿として、申し分無い旅の気分を味わうことができたのだった。
 一方今回は、今日もここ美瑛ポテトの丘YHに戻って、明日は旭川空港から羽田に帰ることにしている。旭川空港から帰るパターンは、かつて2009年に一度、旭川泊で使ったことがあった。その時は、朝に空港まで自走してみたものの、道としてあまり面白くなかったためかその後このパターンを使うことは無かった。しかし去年、ポテトの丘YHからタク輪で旭川空港へ向かってみたら、あまりに楽なことに気が付いたのだ。
 そこで考え直してみると、まず旭川空港から羽田へのANA便は、朝の便は8:55発10:40着と理想的な時間帯だが、次のANA便は13:25発15:10着になってしまう。千歳空港から羽田へは毎時2本。便の少なさが理由で今まで旭川空港を敬遠し、予約しやすそうな千歳空港を選んでいた。しかし、2ヶ月前の予約開始日に忘れずに予約すれば、午前中1本だから旭川空港便が予約しにくいなどということは全く無いことがわかってきた。かつてみどりの窓口で北斗星や急行はまなすの寝台券予約をこなしてきた者として、ANAのネット予約など朝飯前である。それにむしろ旭川便の方が、千歳便の同じ時間帯より空いているような気すらする。お土産だって、千歳空港に対して旭川空港に根本的に欠けている物など無い。あとは北海道最後の晩の夕食だが、札幌で食べるいかにも札幌っぽい食事の代わりにポテトの丘YHの美味しい食事があると思えば、これも全く問題無い。北の都札幌で、大通公園や独特の夜の雰囲気を楽しめないのはやや残念だが、代わりに美瑛の丘で秋っぽい虫の音など聴きながら最後の夜を過ごすことができるのも、やはり大変魅力的だ。そんなことに、去年気が付いたのだった。

 ただ、最終日札幌ではなく美瑛に帰る前提だと、自転車行程の終点はトマムではなく幾寅辺りとなる。

乗り換え地点 パターン1 パターン2 パターン3 パターン4
トマム発

JR石勝線
・千歳線

札幌着
14:00

スーパー
おおぞら6

15:41
14:32

スーパー
とかち8

16:18
16:12

スーパー
おおぞら8

17:56
18:39

スーパー
おおぞら10

20:15

 トマム終着の場合、北落合からトマムへの、山深く車が少ない農免農道北落合線と道道1117を通れることが旅程最後の楽しみであり、トマムに向かわない場合はこの道を通れないことがやや残念だ。それ以上に、トマムから札幌へは大変便利である。何故なら、特急がほぼ2時間おきに札幌へ、しかも直通、おまけに所要時間1時間40分強。

乗り換え地点 パターン1 パターン2 パターン3
落合発
幾寅発
代行バス 
東幾寅着
11:37
11:47

11:57
14:43
14:53

15:03
17:10
17:20

17:30
東幾寅発

JR根室本線 

富良野着
12:09
普通
滝川行

12:49
15:13
普通
滝川行

15:52
17:40
普通
富良野行

18:20
富良野発

JR富良野線 

美瑛着
13:38
普通
旭川行

14:15
16:12
臨時
ノロッコ6
旭川行
17:21
16:55
普通
旭川行

17:38
19:10
普通
旭川行

19:50

 トマム→札幌に比べると、幾寅→美瑛へは各停となる。しかも直通ではなく、途中富良野で根室本線から富良野線への乗り換えが必要で、私が乗りそうな16時頃は接続が悪くて約1時間待ちとなってしまう。更に昨2016年、道央・十勝方面を襲った台風の影響で、そもそも根室本線は幾寅を含む区間が未だに運休区間であり、むしろ復旧すら危ぶまれている。一つ隣の東幾寅から富良野方面に列車が動いているのは、むしろ有り難いとすら言える。そして列車本数は、一昨年のダイヤ改正で全道的に削減されたと知っていても驚く程少なくなっていて、要するに今日は15時には東幾寅で輪行作業を完了していないといけないのだった。いや、富良野発は16時以降なので、脚さえあれば直接富良野に戻ってしまうことも可能なんだが。脚さえあればね。

 

 というわけで、今日は極力出発を早める必要があった。幸い個室泊のため何かと準備は順調に着々と進み、5時前には荷物を階下に降ろすことができた。

 外へ出てみると、空の中には明るい青い色が見えるような気もするものの、基本的にはやや厚めの曇りである。舗装路面は黒々と濡れていた。明るい朝に気分が盛り上がるというよりは、薄暗く冴えない天気にやや出鼻をくじかれた気分だ。

 5:15大村「美瑛ポテトの丘YH」発。やはり大村の丘には、視界200mぐらいに濃い霧が漂っている。丘を美瑛市街方面へ下っても、相変わらず路面は黒々と濡れている。ただ、30分前の大村より、霧の中が明るくなってきたような気もしないでもない。とりあえず天気予報の実現を希望するだけでも、あまり露骨に裏切られはしないような気もする。

美瑛ポテトの丘YHから美馬牛経由で上富良野へ 赤は本日の経路

 美瑛に下って町外れから美馬牛へ。

 極力アップダウンが少ない経路を選んだつもりのGPSトラックは、線路沿い気味の谷底に続く。確かにアップダウンは、どの過去経路より少ないところを選べている。しかし谷底なので、単調な木立と茂みだけが続く風景は、間違い無く美瑛らしさに欠ける。やはり頻繁なアップダウンこそが、美瑛の道の本質なのだ。

 今後は、多少の坂はあっても、せめて新栄の丘ぐらいは通るような経路を通るべきだつくづく思った。何事も極端と穏当は正反対なのだろう。

 最後に見覚えのあるひまわり畑から美馬牛へひと登り。朝の美馬牛は、未だ雲が低くて何だか薄暗い。今日に限っては、もし丘の上を通ってきたとしても、あまり景色は良くなかったかもしれないとも思った。まあ、今日はまだまだ先がある。

美馬牛から本幸経由で布礼別へ 赤は本日の経路

 美馬牛から先は下り基調。

 谷間に下ると、周辺は整った形の丘やすっきり整えられた道端の畑が続く美瑛っぽい景色から、北海道にやって来てから毎日見慣れた、普通にのんびりした北海道の田舎に変わった。

 上富良野までまだしばらく、そういう鄙びた谷間が続くはずだ。北海道に来てから10日程度で、こういう風景が何だか懐かしさを感じられるようになっていることが、何だか嬉しい。こういう生活も今日までだ。

 6:50、上富良野着。さすが富良野盆地の市街、丘陵地帯の美瑛や美馬牛に比べて霧は薄い。空も明るい。上富良野6時台。まずは順調な進行である。
 道道291沿いのローソンが無くなってからもう久しい。同じく街中の上富良野駅は、こぢんまりのんびり田舎っぽくて好ましい雰囲気の駅だ。だいぶ以前にはここから輪行していて、個人的に一方的に親しみを感じている。しかし、コンビニが無いこの通りに、差し迫って用事は無い。

 市街を通り抜けた南東側のセイコーマート軒先ベンチでPBカップ麺など食べていると、自衛隊のお客さんが次から次へとやって来るのが目立つ。今が出勤時刻(というのかどうか知らない)なのだろう。今朝の営みを始める人々に、北海道では来週から夏休みが終わることを思い出す。
 この間、再び空はどんどん暗くなってきていた。しかしここで帰っても美瑛の町で時間を潰すしか無い。少なくとも麓郷までは、雨は降らないようにも見える。それは希望的観測ではあり、実際に向こう側の山裾で雲の状態がころっと変わることも過去には何度もあった。でもとりあえず、この後の身の振り方として、麓郷まで行ってみることに何の問題も無い。

記 2018/2/1

#11-2へ進む    #10-5へ戻る    北海道Tour17夏 indexへ    北海道Tour indexへ    自転車ツーリングの記録へ    Topへ

Last Update 2018/5/6
ご意見などございましたら、E-Mailにてお寄せ下さい。
Copyright(c) 2002-18 Daisuke Takachi All rights reserved.