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大村→美瑛→上富良野
(以上#11-1)
→東山→布礼別→麓郷
(以下#11-3)
→西達布→幾寅
(以下#11-4)
→北落合→幾寅
155km
RIDE WITH GPS
(以下#11-5)
→(輪行)大村
7:20、上富良野発。東山へ向かう途中、早くも山の上空だけが晴れてきたのが見えた。
あれは位置的にベベルイ基線の本幸辺りかもしれない、などと期待しながら東山からベベルイ基線へ。
最初は低めの雲が動きつつ空を覆い続けていたが、途中ベベルイの湧き水辺りまで左側の山には日が当たり始めた。いい傾向である。
日が当たって急激に周囲の温度が上がっているのか、登り始めた途端に汗が噴き出ていた。特に帽子のこめかみからもみあげの辺りに、次から次へと水滴が滴るのが我ながら驚く。ここまで身体に風が当たっていたためあまり意識しなかったものの、足かけ5日ぐらいいた道北より、確実に気温は上がっているのを実感する。
しかしながら麓から約200m登り切った本幸では、再び空は曇り気味に変わり、日差しはすっかり雲の中に隠れてしまった。雲の動きは速いので、しばらく天気は三歩進んで二歩下がりつつお昼頃へと推移してゆくのかもしれない。
ベベルイ基線道端の私的定位置の赤白スノーポールは、復旧を確認できた前回2015年秋から2年の間に、またもや折れ曲がっていた。前回ほど傾いていないように見えるものの、今回は畑側に少し倒れている。道路関係者の方に置かれましては是非ともまた復旧していただいて、元通りのスノーポールと再会できる日を楽しみにしております。
ベベルイ基線の道端には、かなり高く育った自衛隊演習場のカラマツ森林が続く。中には近年ブロック丸ごと伐採された箇所も目立ち始めている。
この道に始めて訪れた30年近く前、森は確実に今より低かったような気もする。そして伐採されたブロックにもう一度カラマツが高く茂るのを、私はさすがにもう眺めることはできないかもしれないなどと思う。
自衛隊演習林沿いの区間が終わると、開けた裾野の畑の中を、道は布礼別へ標高差100mを下り始める。
相変わらず空は曇り続けていて、日差しは姿を消し、富良野岳の裾も今日は雲から上は全く見えない。
晴れれば脚が停まるような私的名所ではあるのだが、今日はささっと下りきってしまうことにする。
9:10、麓郷着。上富良野、本幸に続き、なかなか順調な進行だ。空に雲が多く、途中であまり長い間立ち止まるような状況が無かったので、当然と言えば当然の展開ではある。
店先露店販売のトウキビ・アスパラなど朝摘み野菜が楽しみな、交差点の「森の駅」ことA-COOPは、何と閉店になっていた。思い出してみると、以前ここに来てA-COOPに立ち寄ったのは2014年。3年も前のことになってしまっていた。2015年、2016年とも夏は天気が悪く、最終日の行程自体を断念していたし、2015年の秋にはこの道には来ることはできたものの7時過ぎの通過だったので、そもそも立ち寄るという発想自体が無く、あまりこの店がどうなっているかなんて考えていなかった。
しかし元森の駅の隣には、もともとA-COOPの店先でトウキビやアスパラガスを売っていた藤崎商店が、今日はお店が開いたところだった。開いていた。今までここで店をやっていたのを意識したことは無かったものの、相変わらず店先でゆでトウキビが食べられるとのこと。それなら、麓郷でのミッションは全く問題無くこなせる。
トウキビ3本は多すぎることを以前学習したので、ピュアホワイトを2本注文。結論から言えば、今回のトウキビはやや固めだったかもしれない。獲れたてののトウキビだから、新鮮さ故の張りなのかもしれない。こちらはセイコーマートで毎日2本以上トウキビを食べている。あまりがっつく必要は無かったのかもしれない。
トウキビを食べながら、少し今後の展開を心配しておくことにした。未だに雲は低く、空は再び暗くなり始めている。早朝の美瑛出発時点で、もし10時台に幾寅に着けたら、問答無用で北落合に向かおうと思っていた。今のところ、麓郷に9時過ぎに着けている。もしかしたら10時台には幾寅に着けるんじゃないのか、という気もする。空は暗く、幾寅に着いたとしても、天気が良くなる保証は無い。いっそここで富良野に下ってしまうか。そうすると、多分この後は富良野市街でネットで調べた即席グルメツアーか何かになるんだろうな。
しかし藤崎商店のおばさんに麓郷の天気を聞いてみると、「毎日朝はこんな感じだよ。昨日もそうだったけど昼前から晴れだったし。これから晴れるんじゃないかな。」と教えてくれた。それなら、もう少し行ってみよう。
記 2018/2/1
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