仁宇布→(道道49)辺渓
(以上#9-1)
→(道道252他)瑞和→(国道40)南
→(市道・林道)瑞穂→(道道688)母子里
(以上#9-2)
→(国道275)幌加内
(以上#9-3)
→(道道48他)下幌加内→(道道72)共和
→(道道915)嵐山→(道道98)江神橋
(以下#9-5)
→(市道他)西御料→(国道237)西聖和
→(国道452)五陵→(農道)大村
170km
RIDE WITH GPS
次は江丹別峠だ。
取り付きまでは10km、近年のメインルート、白緑のソバ畑が一面に拡がる、弥雲内、沼牛の丘を経由。
▼動画1分4秒 弥雲内の丘
少しずつ高度を上げ始める登り基調に、例によってペースがあまりにがくっと落ち、我ながら笑ってしまう。しかし、緩やかに起伏した丘に続くソバ畑、田んぼ、再び谷間に迫り始めた周囲の山々が非常に美しい。赤とんぼも飛び交っている。
交通量も少なく、静かな景色に時々足を停めて見入ったり写真を撮るのが楽しい。幌加内蕎麦は残念だったが、ここで時間の余裕がある方が絶対いい、と思い直す。
等と思っていると、一番楽しみだった山裾の細道だけ、低く漂う雲に回りが翳ってしまったりする。
まあでも、今年もこのソバ畑を青空と共に眺められて良かった。
江丹別峠への道道72では、登り始めの取り付き部分が工事中だった。看板の完成イメージ図によると、途中以降はともかく取り付き部分の経路がだいぶ変わり、拡幅もされるようだ。昔ながらの道道の、やや古びた表情だったこの道も、次第に今風に変わってゆくのだ。とりあえず取り付き部分が少し楽になるのは有り難い。あまり標高差は無いのに、なだらか下り基調の幌加内盆地後の登りなので、いつも何か足に堪える印象があるのである。
工事区間には一部ダートも登場したものの、その後はいつも通り。
木陰の無い路上にお昼の日差しは容赦なく降り注ぎ、木陰の無い照り返しがじりじり暑く、だらだらの登りをえっちらおっちらてれてれ登る、しんどい江丹別峠だった。
峠の向こうはもはや旭川市。
稜線から山腹へ、拓北のソバ畑を見下ろして谷底へ、緩い下りがつづら折れ無しで長く続く。
下りきって森が開けると、辺りは田んぼとソバ畑の美しい静かな景色だ。江丹別も蕎麦が有名なのである。
しかしさすがに道内屈指の暑さの旭川市内、ましてや道北の仁宇布からやってきて、何だか一気に暑くなったように感じる。風も何だかぬるく、笑ってしまうほど。またこっちの世界に帰ってきた気になる。
道ばたの牧場ソフト売店に少し足を停める。近年の過去の通過では早朝や夕方で、もうお店が閉まっていたので、ずっと気になっていたのだ。ソフトを1本所望したところで、先客の地元おじさん風の方がにこにこしながら「ごちそうします」とのこと。有り難い、そしてとてもオイシイ。何でも旭川からご夫妻でよく江丹別のソバ畑を見にやって来て、大体ここでソフトを食べて帰って行くとのこと。
江丹別中央、共和、嵐山。道道72から道道915に乗り換えて続く谷間はやや狭く、あまり景色も開けない。
もう旭川まで下ってしまうだけの15km、淡々と進むには距離も長く、さすがに旭川郊外でここまでの道北の田舎道に比べ車も増え始める。
いつもやや退屈な気分になってしまい、なんとなく道と谷間に悪いなとは思うが、一方でそもそも旭川のような大都市にこれだけ近づいているのだ。と改めておもうぐらいに、旭川からの距離にしては都会っぽさをあまり感じない景色が続く。
石狩川を渡る江神橋までその田舎の景色は続くが、橋の向こうから急に旭川市街が始まる。この時点で16:00。
記 2011/12/15
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