仁宇布→(道道49)辺渓
(以上#9-1)
→(道道252他)瑞和→(国道40)南
→(市道・林道)瑞穂→(道道688)母子里
(以上#9-2)
→(国道275)幌加内
(以下#9-4)
→(道道48他)下幌加内→(道道72)共和
→(道道915)嵐山→(道道98)江神橋
(以下#9-5)
→(市道他)西御料→(国道237)西聖和
→(国道452)五陵→(農道)大村
170km
RIDE WITH GPS
9:50、母子里発。
前述の牧場バイトの丘、鉛筆細密画の丘などを眺めつつ、順当に朱鞠内湖岸へ。
空にはやや雲は多いものの、すっかり晴れ基調。湖の南岸へ向けて僅かに登り基調の程良いアップダウンが続く。
▼動画32秒 国道275 朱鞠内湖畔の森
白樺の森の向こうに、時々開ける真っ青な湖面、その奥に聳える奥羽幌の山々は、まるで別世界のように明るく鮮やかで、しょっちゅう脚が止まる。6年ぶりだったが、こちらに来てほんとに良かった。
▼動画55秒 国道275 湖南の台地広々
広々とした湖南の台地から湖岸区間最高地点の丘を過ぎ、国道275は朱鞠内へ下り始める。途中では旧深名線湖畔駅周辺が眼下に広がる。
▼展望180° 国道275 湖畔の集落が拡がる
かつての私の定宿「しゅまりの宿」があったこの谷間、やはりここでも牧場バイトをさせていただいたことがあり、25年経って見下ろす谷間の景色が感慨深い。やはり6年ぶりの木々は、ボリュームが増えているような気がする。
朱鞠内に下ってからは、雨竜川の谷間の下り基調。悲惨な建設の経緯から「出る」と噂の高い朱鞠内トンネルをびくびくしながら抜けると、現れた谷間に一面白緑色のソバ畑が拡がった。これから40kmぐらい断続する、幌加内のソバ畑が始まったのだ。
北星から添牛内では、国道239と短い併用区間で離合する。
人気の蕎麦屋「ほろほろ亭」の賑わいを眺めつつ、11:35、添牛内発。
去年15時前にここを通過して、旭川に19時に着けた。途中あまり休まなかった記憶があるが、もし同じペースで進めれば4時間ちょっとで16時前、少し余裕を見ても16時。今日の宿「美瑛ポテトの丘YH」の夕食に間に合う、18時頃の到着が射程距離に入って来た。
▼展望180° 国道275 拡がるソバ畑
ちょっと安心して眺める、眩しい光の中のソバ畑、白樺の森。間近に迫る奥羽幌の山々を背景に一直線の道、その頭上に真っ青な空に元気な雲がもくもくと、勢いよく泳いでいく。
日差しと照り返しがじりじり熱く、まだ道北とはいえ昨日よりずっと南へ来たのを実感する。
添牛内の次は政和の谷間だ。
森、畑のやや分節的な空間がやや狭かった添牛内と比べ、段丘を下る途中でいきなり拡がる政和の谷間には一杯に白緑のソバ畑が拡がり、その静かな拡がりは大変感動的だ。
▼動画41秒 国道275 政和盆地着陸
政和の谷間一杯のソバ畑の中、国道275は一直線に南下してゆく。
少しだけ商店などもある政和の集落を通過し、また眩しいソバ畑の中を過ぎ、道の駅「せいわ温泉ルオント」に到着。
時間に余裕があるので、ここで少しお土産関係とソフト、ついでに給水もこなしておく。走っていないと暑い。ましてや木陰の無い国道275。
幌加内までもうひとっ走りだ。雨煙内まではまたもや狭い谷間、というより渓谷に近い切り立つ崖地もあり、あまり空間は開けない。
道が谷底に降りるとともに前方が開けると、いよいよ幌加内盆地だ。
▼動画1分13秒 国道275 上幌加内到着
さすがに幌加内町の中心部だけあり、母子里からのどこより谷が抜群に広い。盆地というより平野と呼びたい開放感すらある。その盆地一杯に、田んぼが拡がっている。もう北海道もすっかり米の名産地の一つになっているが、ここ上幌加内の田んぼは、ソバ畑とともに幌加内の象徴的な風景だと思う。
辺りが開けると、向かい風が気になり始める。田んぼが登場してからが長く感じられるが、町営蕎麦工場が登場するともう幌加内市街の手前だ。幌加内小中学校で水を頂こうとすると、下校途中の小学生の歓迎を受けた。もう8月下旬、北海道の小中学校は始業しているのである。
13:15、幌加内着。幌加内町が日本中に誇る蕎麦が大変気になる時間帯だが、もうこのまま行ってしまおう。今回も結局蕎麦はお預けだな。
記 2011/12/15
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