2009/9/5 大弛峠・三国峠・中津川林道・八丁峠 #1

塩山→(県道38・国道140)窪平
→(県道210)杣口→(杣口林道)柳平
(以下#2) →(川上牧丘林道)大弛峠
(以下#3) →(川上牧丘林道・村道)梓山
(以下#4) →(県道68・林道梓山線)三国峠
(以下#5) →(村道13)中津峡
(以下#6) →(県道210)大黒→(林道金山志賀坂線)志賀坂峠
→(国道299)中寺尾→(県道72・国道299他)西武秩父
 137km

川上牧丘林道長野側の下り 9月とはいえ未だカラマツの緑鮮やか RICOH GR DIGITAL 3 GR6.0mm1:1.9 赤は本日の経路 濃い灰色は既済経路

 毎年私的恒例行事の大弛ツアー。去年は途中雨天で八丁峠は断念、悔いが残りました。今年も好機を伺っていましたが、天気予報が悪かったり別の用事があったりで、何かと出撃ができませんでした。そのうち夏も過ぎてしまい、なんだかやばげムードが漂い始めた9月5日、ようやくやって参りました。山梨・長野・埼玉とも降水確率10%のトラベルチャンスが!
 この好機を逃すわけにはいきません。

 というわけで4:33国分寺を出発。高尾、大月で乗り継ぎの中央線始発、通称「できさんの中央線」で、6:23塩山到着。

塩山から川上牧丘林道経由で大弛峠へ 赤は本日の経路

 6:40、塩山発。中央本線で笹子トンネルを抜けたときに垂れ込めていた低い雲も、どこかへ消えつつあります。天気予報通りです。

 恵林寺、窪平から県道210へ。本格的に登り開始です。

 窪平の集落を抜け、小学校の脇を畑地帯に入る初っぱなは、本日有数の最急勾配区間。

 乗り上げるように畑の中に入ると、斜度はやや安定し始めます。周囲にはブドウを始めとした果実畑が多く、夏の強い陽射しをたっぷり浴びて成長した果物の数々が、道ばたに見つけられます。

 開けた斜面に、かっと照りつける陽射しからの逃げ場はありませんが、さすがにもう9月。暑いながら何とかぎりぎりで暑くて溜まらない程じゃなく、時々ひんやりした谷間の風が助けてくれます。

 金峰神社の参道入り口の少し先で、塩山から続いた開けた畑の道が森の中に変わります。

 更に杣口の折り返しで、県道210から杣口林道に入ると、斜度も一段落。この時点でまだ7:40、もうここから先はしばらく涼しい森の中。助かった。

 道はここまでの斜面直登から打って変わって、山裾を舐めるように進んでいきます。

 針葉樹、広葉樹が断続しつつ入れ替わる夏の森は鬱蒼と密に茂り、のみならず所々で路上に木々が張り出しています。

 密な森で外界はほとんど見えませんが、じとっとしめった道は緩急のある斜度とくねくねカーブで次第に高度を上げていきます。

 しかし、見上げると頭上には絶好調の青空。この先の展望が楽しみです。

 時々大弛峠へのハイカーを乗せたタクシーに追い抜かれつつつづら折れを過ぎると、途中の集落の柳平まで、杣口林道のほぼ半分を過ぎたことになります。

 森から抜けて辺りの景色が拡がると、凄い青濃度の空の中に、何と今日は富士山が見えます。

富士山登場 RICOH GR DIGITAL 3 GR6.0mm1:1.9

 中央本線に乗っているときに見上げた、垂れ込めていた雲もすっかりボリュームが少なくなり、山裾にふわふわ漂うぐらい。

 前の山肌には行く手の道を見上げ、振り返って来た道を見下ろし、尾根部分の回数を数えて、じりじり鳥居峠に近づいていきます。

 8:45、鳥井峠を越えたところで、近年この峠道に加わったランドマークの杣口ダムが登場。
▼杣口ダムにて 展望230°(Quicktime VR) 画像上でマウスをドラッグしてください

 すぐ先の最後の集落、柳平までこの道唯一の下りが何だかもったいないですが、まあそれも毎度のこと。

 柳平の一番奥で、道は川上牧丘林道と名前を変えます。この入り口まではこの道最大級の斜度。ギヤを目一杯落として、9:00、川上牧丘林道入り口に到着。

塩山から杣口経由で柳平へ 赤は本日の経路

記 2009/12/31

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Last Update 2019/7/26
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