塩山→(県道38・国道140)窪平
→(県道210)杣口→(杣口林道)柳平
(以上#1)
→(川上牧丘林道)大弛峠
(以上#2)
→(川上牧丘林道・村道)梓山
(以上#3)
→(県道68・林道梓山線)三国峠
(以上#4)
→(村道13)中津峡
(以下#6)
→(県道210)大黒→(林道金山志賀坂線)志賀坂峠
→(国道299)中寺尾→(県道72・国道299他)西武秩父 137km
14:10、三国峠発。
▼中津川林道にて 展望210°(Quicktime VR) 画像上でマウスをドラッグしてください
峠のすぐ下で展望ポイントがあるのがこの道の厄介なところですが、折角予定通りの時間なので、この際眺めるものは眺め、楽しめるものは楽しんでしまいましょう。
谷底が開けると落ち込んだ谷間へ転落しそうで怖いですが、山肌を辿る道は基本的には木々の中の道。高所恐怖感は少なく、空の中というより山深さが漂います。
また、プチ崩落や落石など、自然の脅威の爪痕もところどころで見られるのは、今年の傾向といえます。
逞しい奥秩父の山々の展望と、次々現れる切り立った岩場の厳しい表情に、しょっちゅう足が停まります。
気がつくとさっきまで稜線を見下ろしていた山々の山肌を下ってきています。
山肌トラバース区間からつづら折れ区間へ移り、一気に高度を下げて更に谷底へ。
素晴らしい岩場が一杯あってやはりしょっちゅう足が停まります。
最後に谷の一番奥へ急降下、くるっと折り返して谷底区間が始まります。
ここの最初の部分がまた激下りで、ガレ気味路面対策で速度を抑えるのに手こずります。
最初の沢を渡る辺りで、ようやく斜度も路面も一段落。
谷底の川は当然の如くその名も中津川。
下ってゆく川と追いかけっこするように、林道もどんどん下っていきます。
谷間は次第に深く、森は次第に生い茂り、午後の陽射しでその緑は濃くも鮮やか。
標高が下がるとともにぐんぐん気温も上がってきて、夏の雰囲気漂う緑の道は何とも楽しい雰囲気。
王冠では懐かしのキャンプ場が復活していました。蕎麦の幟も立っていて、オイシイ山奥の水での蕎麦を食べたくなりますが、気がつくともう15時半過ぎ。写真撮りまくりで中津川林道で時間を喰う近年の傾向に漏れず、今回もやや、いや、かなり延着気味です。
舗装が復活すると、一度お泊まりして山の幸を食べたい秩父市営国民宿舎こまどり荘が登場。
中津川の集落はそのまま通過。気が付くともう15:45。
とにかく脇目も振らずに中津峡の分岐までもうひと下り。八丁峠経由が時間的に過去最大のピンチを迎えていますが、とりあえずそんなことは分岐に着いてから考えましょう。
記 2009/12/31