本川越→(市道他)羽村→(都道163・180・250・165・他)伊那 |
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6:00、本川越発。例によってさんぽさんの先導で入間川サイクリングロードまで。何度も通ったこの道ですが、細道を複雑に伝って入間川沿いまで出るため、何度来ても道を覚えられません。
いつものように郵便集配センター脇の一直線道路では、ピスト軍団が美しいフォームで早朝から練習中。練習中にもかかわらず、いつもちゃんと挨拶してくれるのが、走りの実力をも感じさせます。
去年と同じく空は雲一つ無い晴れ。気温はちょっと低めですが、きりっと涼しい空気の中、さんぽさんにしちゃ多少ゆっくり目、大サービスの25km/h巡航で入間川沿いを進みます。
まだ早朝、人の少ない自転車道と開けた入間川の川原は広々と気持ち良く、そのまま仏子から乗り上げた狭山ケ原にもその雰囲気が続きます。お茶畑の新緑が鮮やかな狭山ケ原では、春の遅い花に混じって、まだ八重桜を見ることができました。
圏央道沿いを西へ。辺りはお茶畑に農家が多く、掘り割りの圏央道とは裏腹に交通量も少なく、安心して走れるのどかな道です。畜舎独特の酸っぱ臭さを感じ出す辺りで、突如細道に逸れて南下。瑞穂町から羽村町へ向かいます。
瑞穂町の農村地帯から幹線道路を何本か横切ると、羽村町の工場団地と住宅地の狭間へ。本日数少ない市街地の一つです。
青梅線を横切って、そのまま多摩川河川敷へ。3週間前の終着地羽村取水堰と、ここから分水する玉川上水を横目に、多摩川を渡ります。ここでも八重桜を見ることが出来ました。
多摩川対岸の河岸段丘を登り、あきる野市の台地へ。住宅地の中の県道は、やはり交通量は少なめながらしばらく歩行者帯も幅広の新しい道ですが、途中で突如畑の細道に変わってしまいます。
畑にはアブラナなどの春の花、足元にはタンポポ、そして農家の庭にはコブシなど、近郊農村はまだまだ春のにぎわいが一杯。きりっと冷たい空気にもそろそろ冷たさを感じなくなってきました。
五日市街道に出ると、すぐに8:00、五日市のコンビニ到着。ここで少し休憩です。
五日市からは檜原街道を遡ります。谷間の空気は再びきりっと冷たさを感じるようになり、日なたの暖かさとは対照的。しかし、道は高度を上げ始めるので、身体の発熱とちょうどバランスして快適な登りが続きます。
快適とはいえ、この辺りからさんぽさんパワーが炸裂し始めます。私は次第に一人旅モード。
本宿でど派手な檜原村の役場前を通過し、北秋川方面への分岐を過ぎると、もともとそんなに交通量の多くない檜原街道は、更に静かな道になります。
道の両側には山が迫って谷が狭くなり、その斜面に張り付くような集落の丸い野積み石垣が印象的です。この辺りでちょっと高地1号車のブレーキトラブルが発生(すいません)。
異音の原因を走りながら後ろからさんぽさんに見てもらう(すいません)と、幸いどうやらテンションの弱くなった片方のシューがリムに擦っていただけのようでした。9:00、上川乗着。甲武トンネルへの分岐でカンティブレーキを調整、甲武トンネルへ登り始めます。
ちょっと厳しめの坂が続きますが、意外にも去年と比べて坂が短い印象(当社比)。坂が厳しいなりにすぐ高度が上がり、ついさっきまでいたはずの上川乗の集落を見下ろすようになります。標高が少し上がっただけで、木々は新緑から新芽が目立つようになり、ウグイスの声が聞こえてきます。
途中でふと振り返ると、檜原街道も意外な高さに登っているのが見えます。甲武トンネルにしても檜原街道にしても、この辺りまで来ると登りが始まるということなのでしょう。
記 2005.5/13