びふか温泉→(国道40)佐久
→(道道119)清川
→(道道256)西雄信内
→(道道855)六志内
→(道道551)天塩
→(道道106)稚咲内
→(道道444)豊徳
→(道道763)兜沼
(以上3-1 以下3-2)
→(国道275)添牛内
→(道道1118・国道40)開源
→(道道138)鬼志別
→(道道1089・村道)さるふつ公園
→(国道238)浅茅野
→(北オホーツク自転車道)浜頓別
225km
北海道Tour03 #3-1
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前の晩の天気予報は、「旭川 曇り後雨 降水確率20/50%」というものだった。この旭川というところが味噌で、道北方面だとどうなのか、と期待してしまう余地がある。しかし5時頃起きてみると、雨。出発する頃はどんよりした曇り、という天気予報通りの状態である。
6:05、びふか温泉発。
まず国道40で、すぐ近くの恩根内へ向かう。恩根内から道道118、12.8kmのダートと標高差約300m以上の小車峠に足を進めるつもりだった。しかし、恩根内では、山方面全体に霞が掛かっていて、明らかにその中はろくなことになっていなさそうである。
今回はパスすることにし、恩根内の集落ををぐるっと回っただけで、結局そのまま国道40に戻る。
7:15、音威子府着。しばらく国道とJRと天塩川が付かず離れず、狭い谷間を絡み合う。
以前は決して嫌いではなかったこの道だが、最近極端に交通量が少ない道を通ることが多くなり、この道も相対的に大型車の交通量が気になるようになっている。そうなるとの広めの埃っぽい道は一気につまらなく感じる。小雨がぱらつく低い雲の下、低山に挟まれた谷間を、標識の距離がだんだん少なくなるのを確認しながら、向かい風の中を黙々と佐久へ向かう。
今回見るどの川もそうだが、天塩川も泥水が溢れそうになってとぐろを巻いていた。私が見る天塩川は、いつも水量はそう少なくないことが多かったが、今回は特に水量が多い。流れの勢いも恐怖を感じるほどだ。
8:15、佐久着。ここから静かそうな道道119に入り込む。取付部の営林署の前で、とりあえず地図見のために休憩。と、この先の咲花トンネルが「電線切断のため停電中」とのこと。
台風の影響かもしれない。そう短いトンネルではないので、野生動物がねぐらにしているか不安ではある。でも、時々自動車が向こう側からやってくるので、通行自体は問題ないのではないかと思う。というよりこっちに進まないと、手塩まで既知の大回りの経路になってしまう。
結局心配していた咲花トンネルの停電は、実際にはその気配すら見られず、通行に全く問題は無かった。トンネルを下ると低い山の間の谷が次第に広く平らになり、サロベツ平野の縁をかすめていることを実感する。
道道119・256・855と静かなマイナー道道をつなぎ、手塩までもう1回ロクシナイ峠(と言っても標高85m)を越え、11:10、天塩着。
手塩の道の駅には、寒く強い風が吹いていた。強い風は幸いこれから追い風となる向きだが、建物の外にいるだけで火照っていた身体が一気に冷えるぐらい寒い。多少硬めの大味なとうきびを2本、食べ始めの勢いだけで補給。
日本海沿岸北上ルート、オロロンラインの要所だけあって、道の駅には何人か休憩中のチャリダーがいた。中にはママチャリダー3人組も。
11:30、天塩発。
道道106は見晴らしの良い道である。ほとんどアップダウンのない行く手に遙か彼方へ一直線の道、右に広々と日本海、左に草地を挟んだ遠くにサロベツ原野縁の樹林帯が視界の彼方へ続いてゆく。その間に時々小さな家屋や巨大な風力発電塔などの施設が現れては近づき、後ろへ去って行く。96年に訪れて以来なかなか再訪の機会を作らなかったが、とても印象に残っていた道だ。大型車もバイクもやってくるが、量的にはまあ許容範囲内だ。
ここで向かい風だとつらいが、今日は運良く強追い風だ。草や植物がなびいていて、途中の表示灯で見たら風速7m、気温は17℃。
遠くに漁業関係の施設が見え始め、12:25、稚咲内着。そのまま内陸へ、サロベツ平野を横断し、兜沼を目指す。
低山に囲まれて、牧草地や湿地等緑の平地が拡がるサロベツ平野独特の風景の中を北東に向かう。庄内から始まる途中のアップダウンを終えると、瑞穂の端っこ、丘陵の縁からは、周囲の山に囲まれたサロベツ原野が再び一望にできた。相変わらず冴えない空模様ではあったが、広々とした眺めに「来て良かった」と思った。
記 2003.8/18
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Last Update 2003.9/21