美瑛→(道道213)志比内
→(道道1160)旭正
→(道道37)鷹栖
→(町道十三号線・道道251)福原(以上2-1 以下2-2)
→(道道48)幌加内
→(国道275)添牛内
→(国道239)温根別
→(道道251)湖南
→(国道275)びふか温泉
194km
北海道Tour03
#2-2
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幌加内からはいつもの国道275号で添牛内へ向かう。政和の台地では、一面に拡がるソバ畑に、あちこちに白樺林が点在する。やはりいつものようにソバの花は満開で、夢見るように静かで美しい風景だ。雲は低いものの明るく、山の方には何だか太陽が当たっている場所もあり、しばらく雨の心配は無さそうだった。
すかっとした晴れだったら、と思う。
今までと同じ谷間なのに、添牛内から先の朱鞠内方面の空はどす黒い。山の低い部分が霞んでいる。色から考えて間違いなく雨が降っているのだ。手前の山々には陽すら差しているのに。
12:30、添牛内着。ここから国道275を逸れ、一旦士別方面へ向かう。士別峠は晴れだったが、下る途中で再び空が暗くなり、朱鞠内湖方面への分岐の温根別ではやはり雨が降ってきた。ところがその先、朱鞠内湖までは再び時々日差しが当たる曇りで、朱鞠内湖では国道275の分岐辺りから朱鞠内方面へ大雨、その反対側、行く手の母子里方面は雲の切れ間から青空さえ見えていた。雨の範囲の200mぐらい手前からいきなり暗くなり、その先が大雨で霞んでいるのが見える。すごく不安定な天気である。
結局その後は雨には降られずに朱鞠内湖外周を回りきり、15:00、母子里着。北側の山々、美深峠方面の上空はすっかり晴れていた。
誰もいない母子里PAでおにぎり休憩後、更に国道275を美深峠へ向かう。美深側から登ると延々だらだら坂の続くこの峠は、母子里側からは意外にすぐ登れてしまう。空には雲が多いものの、もう空気中の湿気も少なくなっているようだ。峠周辺からはいつものように羽幌裏側の手付かずの大森林が、羽幌の山々から手前まで拡がっているのが見える。この一帯は広さの割には通り抜ける道道が無く、細かい林道が伸びているだけで、なかなか訪れにくい地域だ。いつか羽幌辺りで余裕のある計画を立てて、この辺を訪れてみたいものだ。
峠から泉まで山の中を一気に下り、その先は牧場や牧草地の続く狭い谷間のだらだら下りとなる。やがて美深の天塩川の谷に出ると、弱々しい夕方の日差しの中に美深の町の営みが見えてきた。
美深で補給してから、最後に国道40との重複区間を進み、17:15、びふか温泉着。びふか温泉の中州に併設されている市営のキャンプ場には、去年と較べてかなり客が少ない。特にバイクが目立って少ない。
ニュースで見る台風被害、日高地方の惨状には唖然。新冠でJRの橋脚が落ちたそうだ。最終日の行程がちょっと心配である。
記 2003.8/18
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Last Update 2003.9/8