北海道 Tour96 #1
1996.8/10 稚内→小平

8/10　晴

　急行利尻で着いた稚内駅前は、フェリーへの乗り継ぎ客で賑わい、すぐに静かになった。自転車を組立て、ノシャップ岬経由で日本海沿いにひたすら南下。
　ほんの少しの向かい風の中、サロベツ原野を脇に見ながら天塩まで。自動車は少なく、漠々とした景色がいかにも最果てを感じさせて旅情の溢れる楽しい道だ。
　天塩からは海岸沿いを走る。羽幌線廃止の暗いイメージがあったが、枝幸周辺のような厳しさよりは静かで時間の止まるようなのどかさのある道だ。途中向かい風になったり、追い風になったり、苫前からは走りもほとんど惰性になったが、何とか日没直前、小平の海水浴場の民宿阿部に到着。いかにも海水浴の宿という感じの宿ではあったが、海岸の夜はいかにも旅情が溢れており、満足。

記 200.3