北海道Tour25夏#6-3
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仁宇布→上徳志別
(以上#6-1)
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9:15、歌登発。道道220で咲来峠へ。
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セイコーマートにいる間に時は過ぎ、路上は更に暑くて暑くて仕方無くなっている。
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ただ予想していなかったありがたい点として、空に雲が増え、速く動く雲が陽差しを時々隠してくれるようになった。
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盆地に続く静かな牧草地の鮮やかさは多少減るものの、順調に脚を進められる有り難さには替えられない。それに、速い速度で移り変わる景色全体の日なたと日陰は、見慣れた風景を新たな気分で見せてくれる。こういう、晴れの日に雲で助かるという記憶は、昔は道央から道南のツーリングのものだったなあと思い出す。
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歌登から盆地山裾の本幌別へは僅かな登りが続く。僅かな登りであっても、私の脚力だとペースはがくっと落ちる。しかし登りの脳内麻酔効果なのか、経過時間は実際より短く感じられ、追い風に乗ってけっこう快調にすいすい下った時より、本幌別への到着は早く感じられるのは都合が良い。
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本幌別から先、辺りには牧場が途絶え、進むにつれ山間の牧草地も途絶え、あとは森の中を淡々と進んでゆく。
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薄曇りだと却って路上の木陰が無くなり暑さが平均化されるようだ。全体としてはあまりやや暑く、期待していたほどの曇り効果木陰が無い。森の涼しい風がぎりぎりで路上の熱気を緩和してくれ、それだけで脚を進めることができていた。こんなに緩い峠なのに、脚を停めるともう暑さでくらくらだ。
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10:45、咲来峠着。
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緩く長い下りが、今日はとても有り難い。また、空の雲は増えつつあり、陽差しが隠れる時間が次第に増えていた。
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それでも峠下の森が続く区間を過ぎて北見団体で谷間が拡がってしまうと、希望する涼しさには程遠い。やはり道端の景色に脚を停める度、暑さを思い知る。
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11:00、咲来着。
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無駄に登って下る国道40を登り下りに逆らわずやり過ごし、11:15、音威子府セイコーマート着。
店に入って物資を仕入れている間にまた身体が冷えてくれた。これならまだ行けそうだ。幸い国道40で佐久まで24km。道の向きが変わるので、木陰は増えるはず。少しはましになるだろう。また、天塩川沿いなので川面の涼しい風も期待できる。余裕のある考え方ができるのは、時間の余裕があるからだ。音威子府でまだ11時台。落ちついてのんびり、着実に行こう。
記 2025/10/26
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