途中のいつものポイントでいつものように写真を撮り撮り、12:00、680m地点着。
久しぶりの680m地点だ。路端表示の柱に自転車をハンドルで建てかけ安定させて、まずはGR3で写真を撮る。続いてK-1でレンズを取っ替え引っ替え、晴れを待ったりした後、路上に座り込んで携帯食のパンを食べることにする。
やっとここに来れた。眼の前には、過去訪問時の写真そのままの風景がある。いや、奥行があって時が過ぎてゆく、というだけじゃない。畑と彼方へ下ってゆく1本道が地面に拡がり、湿気や動きを伴った空気が狩勝やトマム方面の山々まで続いていて、そこに無数の生命がある。微生物から大小動植物、多分クマもいるだろう。見慣れた写真との違和感と言ってもいいほどの圧倒的な、実際の存在に、ただ言葉を失う。ただ目の前の風景を見て、感じられればそれでいい。
天気は最大級の晴れだ。とは言えやはり少し雲は出ている。雲が地面に近いのか、動きが速い。そして、涼しい風が常に吹いている。陽差しも照り返しも熱いものの、風の涼しさで助かっている。さすが標高680m。
もう明日はこの時間飛行機が着陸態勢に入っているだろうとか、今日までの旅や過去の訪問など思い出したりするが、何だかそれも勿体無い。折角この風景を前にしているのだ。下らないことでも関係無いことでも、思いつくまま気ままに無駄に時をすごせばいい。普段仕事しながら、北落合でぼうっとしたいと思ってるじゃないか。
12:35、680m地点発。
下る途中で既知の放牧地や支線農道の入口に立ち寄ってみた。
その次は北落合中央の交差点から、少し下手の日進へ。
過去の訪問時には柵で入れない時があったり、畑の手前に草が高くて眺めが遮られる場合もあった私的名所を、今日は全部撮影することができたのは嬉しかった。20年分ぐらい満足できた北落合訪問になった。60歳のツーリングにしちゃあ出色の出来だ。またいつか、この風景に再会しよう。
13:15、北落合日進発。
そのままもう脇目も振らず、しかしスリップしないように、鹿の飛び出しにも気を付けて、脚を回して身体を熱くしないように気を付けて、幾寅まで下ってしまう。
下る途中では段階的に谷間の気温が上がり、涼しかった北落合が思い出されてならなかった。またいつの日か。
記 2025/11/8
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