紀伊半島Tour24#4
2024/5/2(木)吉野→洞川-3

吉野→奥千本 (以上#4-1)
→洞川
(以上#4-2)
→北角
(以下#4-4) →神童子谷分岐
(以下#4-5) →洞川
58km

A地点からC経由でB地点へ 赤は本日の経路
ニューサイ写真 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 11:00、洞川温泉の上手に到着である。標高860m。2009年には10時に着いている。大分ペースダウンしていると思ったのだが、吉野発の時間が20分遅れなのと、吉野山の激坂区間で時間を食った分を考えると、まあそれぐらいかもしれないとも思う。こういう情け無い状態でも全然焦る必要が無い、余裕のある行程で良かった。

 道端に、今日の夕食場所として目を付けておいた中華料理店を見つけた。ちょうど店が開いていたので、心配だった夕方の営業時間を確認しておく。17時から夕食営業を始めるとのこと、これで15時以降に着いても安心だ。林道吉野大峰線をのんびりたっぷり楽しめたので、国道169に向かえば良かった等という気にはならない。

 洞川温泉の町並みを抜け、少し先で辺りが山中の森となって、道はおもむろに下り始めた。

 下る途中、道なりの虻峠トンネルではなく、旧道の虻峠を経由しておくことにする。過去2回の訪問ではとにかく先を急いでいて、この旧道は通過してしまっていた。3度目にしてやっとの訪問、時間の余裕があるとこういうことが気軽にできるのだ。

 虻峠の登り返しは標高855mまで。斜度もボリュームも道幅も路面の適度な枯れ具合も、まあ普通に地図で読んで想像した範囲内ぐらい。こうして旧道を通ると、洞川も紀伊半島の隠し里と同じく、他からは峠を越えてしか辿り着けない秘境だったのだと思う。

 虻峠から下って、おもむろに元の道に合流したのは虻峠トンネル出口。標高差130mのつづら折れを一気に下り、谷底の拡がりに降りてゆく。

  A地点からC経由でB地点へ 赤は本日の経路

 杉の向こうに集落が現れ辺りが盆地状に拡がり、11:25、川井着。標高は620m。15年前の2009年から1時間遅れだ。吉野の出発遅れと吉野山参道での押しを自分に都合良く考慮すると、それでも40分ぐらい遅れている。でも遅れに関しては、もうどうでもいい。今日は時間の余裕を使ってのんびりできるところでのんびりするのだ。

 交差点に商店が営業していて帰りに寄れそうなのを確認し、そのまま国道309、天ノ川の谷間に進んでゆく。天ノ川というと耳慣れないが、熊野川の本流上流部である。

 川井の谷底盆地は急に狭まり、辺りは一気に山深いとしか言えない雰囲気が漂い始める。2009年にとても印象だった展開は、今回もその通りだった。

 しかし谷間を遡り始めてすぐに北角で、ソフトの看板が出ているカフェが登場、これ幸いと1本頂いておいた。お話し好きなおばさんが営業されていて、洞川の食堂や新規オープンしたばかりの温泉施設等、今日の宿周辺の情報を仕入れておく。

記 2024/6/6

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Last Update 2024/6/19
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