四国Tour23#2
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13:00、葛籠着。標高610m。「つづろ」と読むだけあり、つづら折れ途中の急斜面集落である。地図をよく見ていれば、等高線を何本も横切る道も折り返す道に対応した地名も見落とすことはなかったのではないかと思われる。
葛籠の手前、まだ標高500m台だった谷底から、道はぐいぐい700m、800mと登り始めていた。
いつの間にか賑やかに頭上を覆い尽くしていた新緑の色は淡く、薄くなり始め、そして空が次第に明るくなり始めていた。今日一杯は曇りのはずだったのが、明日の晴れが早まっているように思う。いいぞ。
とは言え、大分手前からもう100m置き、いや7〜80m置きに脚を着き、少し息を整えるような状況が続いていた。明らかに少し、いや、想定よりかなり疲れている。昨日は800mの川井峠一発だったから、これほど疲れているのはちょっと変だ。歳のせいなのかもしれない。
辺りの風景にはいつの間にか早春の趣が漂っていた。標高が上がって季節が逆行しているのだ。
記 2023/5/28