北海道Tour23#13
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14:30、国道275に合流、この先朱鞠内まで国道275だ。まずは政和の盆地を目指す。
狭くなった谷間に、僅かに登り基調の道が続いてゆく。意外に淡々と進めるのは、流石の国道だ。以前の夏の訪問を思い出しつつ、今日はいつも夏に通るときより車が少ないと思う。こういうのなら、国道ツーリングもそう嫌ったもんじゃない。
谷間がどんどん狭くなり、山腹の岩場が迫ってきた。この先政和で再び静かな盆地が拡がることはわかっている。谷が狭くなるほど政和が近づいたと思っていると、その感覚通りに突如行く手が開け政和の盆地が現れた。
15:00、ルオント着。私的にルオントと呼んでいるものの、ルオントは道の駅「森と湖の里ほろかない」の温浴施設の名前であり、私が立ち寄るのはそのうち売店がある物産館だということを今回認識できた。それは、道の駅は営業していても、全体的にがらんと物寂しかったからだ。さすがに3連休の前日だけある。道の駅は人出あってのものであり、お客さんがいなければとにかくどうにもならないものだと思った。それでも、ここで美味しいソフトが食べられるということが、今日の行程を成立させてくれている。とても有り難いことだし、食べてみるとやはりここのソフトはとても美味しい。この際2つ目も頂いておく。
15:20ルオント発。
国道275沿いに民家がややまばらに続く市街、盆地外周の山々を背景にした畑、白樺の森。政和の風景はとてもいい。晴れの日の風景を見ていると、夏の素敵な風景と印象が同じであり、ちゃんと時間が連続していると思う。
前回は雲が低くて盆地全体が薄暗く、印象が全く違ってまるで別の場所のようだった。つくづく今日が晴れなのは有り難い。
盆地から次の添牛内に続く台地に乗り上げる展望台(になってしまった道端の台地縁)は、夏に通行客が立ち寄っていく仮設売店が撤収されていた。あずまやだけがぽつんと、砂利敷きの駐車場に建っていることだけが、夏の後1ヶ月の経過を感じさせる。
台地上は添牛内まで開放的な平地が続くものの、道の周りは草の茂みと森が断続したり、茂みと森の合いの子みたいな茂みに囲まれるようになる。
西側にいつの間にか羽幌山地の青いシルエットが迫り、夕陽の斜光線が眩しく白樺の森を照らす。政和のソバ畑と対照的な、国道275幌加内区間の魅力的な風景の一つだと思う。
添牛内手前の私的撮影ポイントで写真を撮った後、分岐というより道をくっつけたような国道239の合流点を過ぎ、添牛内の市街を通過。蕎麦屋「ほろほろ亭」を眺め、早くもまた美味しい蕎麦が食べたくなる。もう夕食まで我慢だ。
記 2024/2/17
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