北海道Tour22#10
|
|
浅茅野からは内陸方面へ向かう。GPSトラックに従い、国道237を渡って既知の道道710へ。
クッチャロ湖岸の丘陵を反時計方向に回り込むのに、前回は別ルートの農免農道を通ったというだけの理由で、今回は道道710を使う。やや受動的なコース取りである。受動的とは言え、点在する牧場以外は森や茂みの中を通って退屈しない道だ。
今朝は退屈しないというより、まだまだ早朝のため、森の中から熊が現れたらどうしようという心配が拭えない。
内陸に向かったためか強風は弱まってくれていて、途中では未だ動き続ける雲が切れ、青空が見える場所もあった。
クッチャロ湖外周の丘陵は、晴れたらその景色が夢見るように素晴らしいと聞いている。浜頓別南の国道275からそれらしき風景が伺えたこともあった。しかし、この湖岸区間自体は近年ほぼ毎年訪れているにも拘わらず毎回曇りか雨。晴れてくれたのは、エサヌカ線同様過去に記憶が無い。
今日の晴れはここまでだった。道が南西向きから南へ方向を変えるあたりから先、空はすっかり雲に覆われてしまった。
そして道道84をクランク経由して金が丘へ向かう農道では、薄暗くなって水滴まで感じられるようになってしまった。
やはりこの辺の天気は、なかなか一筋縄ではいかない。
空が薄暗くなってきたので、常盤から予定していた短い裏道経由コースを止め、早々に下頓別から国道275へ乗り換えてしまう。
寿トンネルは意外に軽々通過することができたものの、寿トンネルを挟む下頓別から中頓別まではやや長く感じられた。こういうのは単純に印象と実態が違うというだけの現象であり、特に好調とか不調とかは関係無いのかもしれない。
8:25、中頓別着。セイコーマートはパスしてそのまま道道120へ。次にセイコーマートがある歌登の先には落ちついて休憩できる場所は無いから、歌登ではセイコーマートに寄っておく必要がある。ここでセイコーマートに寄っておく必要は無い。
と進みかけて思い直し、ちょっと補給食で軽食ぐらいしてゆくことにした。出発から3時間経っている。今日は仁宇布まで行くだけなんだから、焦らない焦らない。空が暗くなっているので、さっきから気が急いているかもしれない。とはいえやはり空が暗いと、物資を腹に詰め込んでいても気はそぞろである。
急ぐ必要は全く無い。今日は天気予報は終日曇りなんだから、落ちついて進めばいいのだ。とまた自分に言い聞かせる。
記 2023/2/19
#10-3へ進む #10-1へ戻る 北海道Tour22 indexへ 北海道Tour indexへ 自転車ツーリングの記録へ Topへ