北海道Tour20#3-5
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舗装道路に突き当たり、行き止まりになった道を1本ずらして更に北西の根釧台地縁へ。
北海道Tour20#3 2020/8/8(土)開陽→札友内 北海道野付郡別海町泉川にて #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA |
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ここまで来ると明らかに走りが重い。向かい風に加え、地形が全体的に平べったくて風景だけでは登りがわかりにくいのだ。
北海道Tour20#3 2020/8/8(土)開陽→札友内 北海道野付郡別海町泉川にて #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA |
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一直線の道の行く手がぐいっとせり上がり、防風林に突き当たっている。あれは間違いなく根釧台地縁を通っている道道13であり、初めてだと思っていたこの道も、過去に通っているかもしれない。来たことがあるとしたら、以前は濃厚な霧雨だったように思う。いつかはもうはっきり覚えていない。
北海道Tour20#3 2020/8/8(土)開陽→札友内 北海道野付郡別海町泉川にて #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA |
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13:10、道道13に合流。少々脚を停めてパンを食べる。
顔がチリチリし始めていたので日焼け止めを塗り直す。これぐらい陽差しが強い根釧台地も随分久しぶりであり、暑いときの根釧台地では毎度の現象だ。
昨日通った道道13がやはり昨日と同じく豪快に、あっというまに萩野に下り、再び北西向きの農道へ。いつの間にか雲が動き、空は曇り始めていた。
北海道Tour20#3 2020/8/8(土)開陽→札友内 北海道川上郡標茶町虹別 国道243にて #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA |
国道238の丘の頂部で360°写真を撮っておく。以前はここで合成パノラマ用の分割写真を撮ったり、根釧台地の地平線を振り返って名残惜しさに浸ったものだった。最近は昔ほど感傷的にはならないような気もするが、いや、毎年来れることが大変有り難いことに変わりは無い。
毎年毎年の訪問は、次の自分の旅に繋がっている。自分の旅だと思える限り、それは自分の経験であることに間違いないし、自分の旅は過去から未来へ全部繋がっているのだ。
などと壮大に妄想させてくれる地平線。やはりシンプルに感動的な場所なのだろう。
丘を超えて国道238を西へ。
町境の丘を越えてスノーシェッドを抜け、仁田から農免農道へ入り込む。
薄曇りだった根釧台地側から弟子屈側では天気ががらっと変わり、雲の雰囲気が暗くて重い。何だか景色が全体的に薄暗い。それなのに脚を停めるとむっと蒸し暑いのは。16時からの予報だった雨が早まっているのかもしれない。今日はこっちを回り道してみようと思ってトラックに入れておいた摩周湖裾方面ももう止めて、弟子屈に向かうことにした。もうすっかり例年の弟子屈アプローチと同じ道、今日の行程は収束期に入ってしまった。
弟子屈で何か食べようかとは思うものの、多分混んでいる駅前の食堂ぽっぽ屋に寄るという気にはならないし、ラーメンの弟子屈本店まで脚を延ばす気も無い。というより明日の朝食をセイコーマートで仕入れるなら、セイコーマートで何か食べたい。もう直接セイコーマートへ向かってしまう。
14:00、弟子屈セイコーマート着。荷物をお願いしたら、毎年お馴染みの店員さんが出てきてくれ、今年の人出についていろいろと教えて下さるのが嬉しい。
14:40までセイコーマートでうだうだしている間に、辺りはすっかり薄暗くなってしまった。
15:05、鱒や着。すぐお風呂に入れていただいて、上がってもまだ雨は降っていなかった。しかし空はますます薄暗い。早く着いて正解である。
明日の天気予報は1日曇り、18時以降は遠軽市で晴れ、降水確率はどこも終日0%。気温は津別町と北見市で最高32℃とやや高い。津別峠・チミケップ湖の青空と津別・北見盆地での灼熱地獄は、表裏一体であることを思い出す。
根釧台地では雨に移行しつつある。雨からはひとまず逃げ切ったと言えるかもしれない。とりあえず、明日は朝から津別峠決定だ。津別峠では暑くならないといいな。
記 2020/11/3
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