12:50、下川発。
道道60でサンル川の谷間に入ると共に風が止んだのはいつもの通りである。しかし昨日の幌加内と同じく、夏は真っ白な花が満開のソバ畑が、ことごとく赤っぽく半分枯れてくちゃくちゃの始末が悪い茂みになっている。これが秋の色なのだろう。
すぐにサンルダム湖岸への登りが登場。サンルダムは夏に間近からゆっくり眺めているものの、下川側から登って対面するのは初めてだ。去年はタク輪、今年夏に上流側から訪問し、やっと今、全く問題無く下流側からコンクリートの堤体を眺めることができているのだ。
湖岸道路区間で時々湖面を眺めるのも感慨深い。
サンル大橋から眺めるしもかわ珊瑠湖(という名前が付けられたようだ)は、橋を過ぎて少し上流側まで冠水していた。元道路や畑や牧草地がだいぶ水没しつつあり、振り返った上流側も、夏には勢いよく流れていたサンル川の幅がぐっと増し、部分的に池になり始めていた。
8月中旬から僅か1ヶ月ちょっとでこれだから、今後も水量が減ったり増えたりしながらどんどん湖が広くなっていくのだろう。
ダム外周の新道が旧道に合流した後も、サンル牧場は道道60沿いに断続して続く。
沿道に全く人は住んでいない。同じ道北山間の無人区間でも、延々と森が続く道道120の仁宇布・上徳志別間より、人の手が入ったこちらの方が風景の変化に富んでいる。更に近年はサンルダムがその変化に輪を掛けている。
下川で想像したとおり、まだ14時過ぎなのに陽差しはすっかり赤い。風が吹くとやや肌寒いほど。広葉樹林、茂みがことごとく色付き始めているのは、内地の11月の感覚だ。
過去何度かの秋の北海道訪問で、この時期の北海道について頭では理解しちゃいるつもりだし、昨日実際に眺めてもいる。しかしやはり想像以上の季節の進行が目の前にあった。1日当りあまり走らない計画にしておいて良かったと、昨日に続いて思った。
晩秋の山間といえば内地でも心配なのが熊の出現だ。ましてや北海道の熊はヒグマだ。きっと夏より更に凶暴なんだろうな、等と思っているとそこの茂みもあっちの茂みも怖ろしくなってくる。
幌内越峠の取付区間、周囲に原生林が続き始める辺りから、空の雲が増えて陽差しが隠れ始めた。
辺りは薄暗くなり、俄然冷え込み始めた。
幌内越峠を越え、たかだか100mほどの下りが寒くて仕方ない。
記 2020/1/31
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