五島列島Tour19#1
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2回の登り返しを経て観音台へ戻り、再び県道162で先へ。
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この先で戸岐大橋を渡ったら福江はもう近い。さっきから続いている行き止まりのピストン行程は、刻一刻と時間は過ぎているのに行程進行上は効率が悪いように感じられるものの、時を経るなりに位置も進んでいるのだ。
戸岐大橋までの途中、宮原で「宮原教会」の立て札を発見。さっき半原教会で何だか幸せな気分になれたので、こちらにも立ち寄ってみた。
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16:20、宮原教会着。ステンドグラスも無い小さく古びた木造の教会であるものの、しかし半原教会同様、地元の方に大切にされている愛情が感じられ、幸せな気分になった。別にキリスト教徒ではない私がこういう教会を訪れて幸せな気分になれるのは、ここ何年か続けている東京初詣サイクリングの、大切にされている小さな神社を訪れて幸せな気分になれるのとよく似ている現象ではないかとも思った。愛するものが美しくあって欲しいという人々の気持ちが愛おしく嬉しいというか。
橋の下の漁村に立ち寄ってから戸岐大橋へ。
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大橋の袂に漁協の店舗が現れた。食堂みたいなお店は福江が近いのにやや時間を食いそうで入りづらく、もう1箇所の軽く補給ネタを仕入れられそうなお店は本日休業で、また食料にはありつけなかった。しかし、さっきの唐船ノ浦辺りと違ってこういう店が道端に現れるところに、次第に福江に近づいているのだと感じられる。
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堂崎へは奥浦湾に沿った海岸際の道。内海の静かな海面、漁村の営みに心が癒される。山影が次第に長くなり始めていて、景色の彫りが深くなり、もともと濃厚で鮮やかな海と緑の色に深みを加えているように思われた。
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16:40、堂崎教会着。ここまでの木造瓦葺きの教会と違い、瓦葺きではあるものの煉瓦造の建物だ。
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堂崎教会は有形文化財だそうで、今日の所は中には入れない。拝観料は払ったものの、建物の前まで行ってあまり居着かずに次へ向かうとする。
見学後に食べようと思って行きにとりあえず通過したマドレーヌ屋は、帰りには本日の営業終了後だった。またもや何も食べられないのはやや残念ではあるものの、しかしもう17時前、福江まであと10kmちょい。このまま行ってしまえ。思えばそんなに腹が減っているわけじゃなく、ぐいっと水を飲んだらとりあえず満足できる程度の空腹感なのだ。
16:55、堂崎発。
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奥浦湾からもう1回、最後の半島寄り道で浜泊から大泊へ。
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南河原では海岸近くの高台にくねくねと道が続く。赤い光で海の島が鮮やかになっていて、空気ももう昼間よりだいぶ涼しくなり始めていた。
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県道162に戻り、清掃工場、生コン工場の坂を登って下ると、唐突に福江の町に到着。
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そのままGPSトラックに従い、いきなり住宅地の細道へ。
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17:40、富久屋旅館着。街中の旅館だ。今回の旅では、最終日5/5もお世話になる予定だ。
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書道教室を開いている宿だけあって、館内の案内が全て習字風である。A4サイズの紙に「水が出ます」「男性トイレ」「風呂 男性」などときっちり描かれているのが特徴的だ。あちこちにNHK福井のポスターがやたら貼ってあると思ったら、何とご次男の方がアナウンサーだとのこと。
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夕食は五島名物オンパレードで、〆はオプションのハコフグだった。さかなクンが被っているこの魚、本当に外皮が箱状なのである。料理としてはその箱に骨を取った白身の肉が味噌味で詰められていて、外皮丸ごとアルミホイルで包み焼きになっているという、今まで食べたことも聞いたことも無いものだった。全体的に量がたっぷりで、あれだけ空腹だったのにかなり効いた。
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外は19時になっても全然明るい。やはり東京の18時ぐらいの感覚だ。19時半でもまだ薄明るく、20時にやっと完全に夜になっていた。
それにしても海も空も緑も濃厚で鮮やかで、静かな風景の中で過ごせた1日だった。明日も晴れ予報だし、この先10連休中の天気予報は、嬉しいことに大体晴れのようだ。29日夕方から曇り、30日5月1日が雨時々曇り程度とのこと。ということは、小値賀島訪問の日が雨か。
まあしかしこれだけ他が晴れるのだから文句は言えないな。
記 2019/5/17