北海道Tour18#7
2018/8/15(木) 浜鬼志別→中川-2

A地点からC経由でB地点へ 赤は本日の経路

浜鬼志別→東浦 (以上#7-1)
→川尻
(以下#7-3) →沼川
(以下#7-4) →幌延
(以下#7-5) →中川
140km ルートラボ

国道238のハイライト 宗谷丘陵端からオホーツク海岸に急降下 RICOH GRU GR18.3mm1:2.8

 海岸の断崖から内陸は、すぐに宗谷丘陵の樹海の端である。さすがに北海道最北端、密に生い茂る静かな、あまり植林っぽくない針葉樹森だ。何かそこかしこに熊が潜んでいそうな、いや、茂みからこちらを観察しているような雰囲気が、路上にまで漂っている。空がかなり薄暗いのも、そんな雰囲気を盛り上げている。空気中に水滴も漂い始めた。天気が雨に向かっているというより、道が少し内陸に入って少し標高が上がったためと思われる。やはり今日は宗谷丘陵の内陸方面には向かわなくて正解だったかもしれない。

 こんな暗くて不気味な場所は早く通過してしまいたいが、登りなのであまり速度も上がらない。何事も起こらないようそろそろと、そして粛々と通過してゆく。

 ピークを越えてもしばし森の中。海岸際に下りきる最後の30mぐらいで、やっと道は森の中から突如放り出されるように笹原の中へ。

宗谷丘陵に笹原が拡がる RICOH GRU GR18.3mm1:2.8
北海道Tour18#7 2018/8/15(木) 浜鬼志別→中川 北海道稚内市大岬地内 国道238 目梨泊橋→泊内橋 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

 オホーツク海と空が道の周囲に拡がり、内陸側だけが宗谷丘陵の端部となって、周囲180°の開放感とともに海岸まで一直線の下りとなる。宗谷岬よりも余程視覚的インパクトが大きい。

オホーツク海も開け始める RICOH GRU GR18.3mm1:2.8
雲は厚いが開放感一杯 RICOH GRU GR18.3mm1:2.8

 丘の笹原の彼方には、風力発電の風車が並んでいる。日本最大級の風力発電所、「宗谷岬ウインドファーム」だ。内陸の道道1077と889が開通したこともあって、訪問が2008年以来10年振りになってしまった道道238のこの区間。国道だからと言ってあまり毛嫌いするような道ではないと思った。道道1077と889に行けるのなら、それに越したことは無いかもしれないとも言えるが、今日は今日の落としどころ、楽しみ方をすればいいのだ。道が今日の自分に自信をくれた気になれた、国道238の私的最大ハイライトだった。

発電風車が林立 PENTAX K-1 MarkII HD PENTAX-D FA★50mm1:1.4 SDM AW
一見開放的だが実は手つかずの笹原 PENTAX K-1 MarkII HD PENTAX-D FA★50mm1:1.4 SDM AW
 

 下りきるとあとは宗谷岬まで岸壁の波打ち際を2〜3km。

オホーツク海の波打ち際 RICOH GRU GR18.3mm1:2.8
海水が鉛色 RICOH GRU GR18.3mm1:2.8
 

 衝立のような岸壁の向こうに突如民家が現れたかと思ったら、その向こうから唐突に漁村が始まった。宗谷岬手前の漁村、大岬に到着したのだった。

 大岬では宗谷丘陵への登りが分岐する。つまり、東浦の手前以来の、今日宗谷丘陵へ向かうかどうかの判断ポイントなのだ。まずは知来別以来コーヒーを飲んでいないので、とりあえず分岐を横目に通過し、少し先で缶コーヒーを飲んでから落ちついて少し考えてみた。

 辺りには水滴、いや、もう少し雨っぽい粒がぱらつき始めている。今横目に眺めた宗谷丘陵への登りをのぞき込んでみても、少し上はガスの中なのだった。それは霧っぽい霞じゃなく、明らかに灰色の、暗くとろんと不穏で間近な雲である。今宗谷丘陵に行っても、単なる霧雨の中の10%登りであり、標高100mも登ればその霧雨は少なくとも小雨以上に変わってしまうことが確信できた。それなら、このまま追い風継続の海岸沿い行程でいいじゃないか。
 ここで思いついた。まあ、とりあえず宗谷岬に行ってみるか。ということは、結局おれは宗谷岬に立ち寄るのか。

 7:40、宗谷岬着。岬のモニュメントで写真を撮る人が、今日も朝っぱらから一杯だ。

北海道Tour18#7 2018/8/15(木) 浜鬼志別→中川 北海道稚内市宗谷岬 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
  東浦から宗谷岬経由で川尻へ 赤は本日の経路

 私は、混雑度を勘案してまあ道端だけでいいや。ラーメンを食ういいチャンスではあるものの、まだ腹は減っていない。宗谷岬には過去何度か来てるし、あまり狙い定めた訪問でもないしね。

 引き続き国道238を先へ進む。宗谷岬で進行方向が180°近く変わるにも拘わらず、オホーツク海側から風向きは180°変わり、結局追い風は替わらなかったのが大変有り難い。突端の岬によくみられる現象である。

北海道Tour18#7 2018/8/15(木) 浜鬼志別→中川 北海道稚内市珊内 国道238 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
宗谷湾側も天気は冴えない RICOH GRU GR18.3mm1:2.8
 

 清浜の宗谷丘陵への分岐でも、やはり断崖のちょっと上はもう霧の中だった。そのまま通過してしまう。ああ、今年は遂に宗谷丘陵の内部に行けなかったな。しかしその後も時々空を見上げてみると、やはり内陸側に切り立つ崖の40〜50m上が、もう完全に灰色の雲に隠れている。これだとあの中はまず確実に雨だろう、と諦めは付いた。

 上磯で「セイコーマートかみいそ」へ。

北海道Tour18#7 2018/8/15(木) 浜鬼志別→中川 北海道稚内市上磯 セイコーマートかみいそ前 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

 昔は確か「そうや」店が道内最北のセイコーマートだった気がする。いつの間にかそうや店は無くなっていて、このセイコーマートかみいそが宗谷岬から南下して最初に現れるセイコーマートになっている。この場所だと、稚内側にもう少し北の店があるかもしれない。などと考えながらクロワッサンを仕入れておき、缶コーヒー以外にあまりネタは無いのに、店先で少し休憩したりする。結局宗谷丘陵に寄らず山間も経由せず、今日も昨日同様かなり余裕のある行程になりそうだ。

記 2019/2/21

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Last Update 2019/3/21
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