2017/5/6 四国Tour17#6
下長谷→高山-2

下長谷→平田→平野→横平 (以上#6-1)
→岩松
(以下#6-3) →宇和島
(以下#6-4) →吉田→中浦
(以下#6-5) →明浜→高山
 140km  ルートラボ

#5-4の吉田港 しかし晴れたのは15時以降 PENTAX K-1 HD PENTAX D-FA15-30mm1:2.8 ED SDM WR 横平から県道4経由で御内へ 赤は本日の経路
 

 9:30、横平でやっと無人ガソリンスタンドが登場。雨宿りにかなり具合のいい屋根もある。ここでようやく雨具を着ることができた。
 落ちついてからスマホで天気予報を再チェック。さあ、本当に今日はこの後晴れるのかな。と、やはり例によって天気予報は朝の状態から悪化していて、宿毛は雨後曇り、宇和島は曇り後昼から晴れに変わっていた。今ここは宿毛の山間で、天気は明らかに朝より悪化しているし、雨後曇りなんて生やさしいものではなさそうだ。山間だから天気が悪いのか。それならあり得る話だ。
 今朝の三原では考えてもいなかったが、もしこのまま雨が続くとすると、この先県道4の谷間から分岐する山間の県道286〜県道46の訪問は諦めるほうがいい。つまり3日連続の下方修正になってしまう。
 それに、県道286〜県道46へ向かわずにこのまま県道4継続で岩松へ向かうと、中駄馬〜岩松が丸々2011年の経路と重複してしまう。過去経路との重複自体は私のツーリングでいつものことなのだが、今日はその後、宇和海区間がほとんど2001年のコースの再訪となるため、せめて岩松で重複しないよう、県道286〜県道46のコースを加えたというのに。まあ前回の宇和海は16年前。去年とかの訪問ではないので、新鮮味自体はそれほど損なわれないかもしれないが。

 横平で坂本貯水池区間が終わり、道は谷底へ降り始めた。上日平で川原に続いていた道は谷間が狭くなると共に森に突入、ぐっと狭くなって対向1車線に。

 森の入口には「かんぺいロード」という看板が立っていた。ほんとに間寛平なのか、と思ったら似顔絵まで描かれている。何かのいわれがあるに違いない。寛平ちゃんか、おれも好きだよ、等とも思う。しかし雨は相変わらず本降り、あまり1箇所に立ち止まる気はしない。

 渓谷の広葉樹林は、斜度は緩いものの山側の岩場が荒々しく露出して野趣溢れる雰囲気だ。道が細いためか、車はあまり来ない。

 森の中にも相変わらず雨が降り続いていたものの、新緑が喜んでいるように鮮やかだ。

 晴れの日の木漏れ日はきっと素晴らしいのだろう、と思う。いい渓谷だ。

 渓谷が終わると再び谷間が少し拡がって、井の谷、中出井と小さな集落が登場。道は中出井から拡幅工事が上流側へと始まっていて、上出井から拡幅済み区間となった。しかし坂本貯水池以降の登りの緩さは相変わらずだ。場所自体はもう結構な山間である。

 犬除では当初予定コース、県道286の分岐が遂に登場。分岐してゆく県道286は林道かと思う程かなりの細道だ。その県道286が向かって行く谷間は、もう100mぐらい上が雲の中。かなり簡単に諦めが付いた。

  犬除から御内経由で津島へ 赤は本日の経路

 中駄馬からは2011の再訪区間。その時向かった大峠林道が分岐してゆくのが感慨深い。素掘りの豪快なトンネルだった大峠トンネルと、道全体、特に黒尊側での身体を染めてしまうような山深さを思い出す。今は大峠トンネルは落石のおそれがあって通行止めらしい。そして、黒尊から登り返す黒尊スーパー林道も、今のところゲートから先が通行止めのようだ。旅先の道も出来事も、一期一会だと思わされることが多い今日この頃だ。

 御内は年賀状に写真を使ったほどの、2011年四国ツーリングのハイライト。雨上がりの朝の農村風景が印象的だった。しかし今日は薄暗い空の下、かつて写真を撮った場所も通過してから振り返って気がつく始末で、なんだか気分は冴えない再訪だ。気持ちを切り替えて今日は今日の旅をしなさい、というツーリングの神様のお達しかもしれない。

 岩松までもう12km。県道4で平野・岩松間は44kmなので、もうかなり岩松に近づいている。しかしこの道全体のピークは、御内の岩松側の端にある。集落の端っこがまるでお皿の縁のように、宿毛からここまで延々と緩い谷を遡ってきた中筋川と、ここから先一気に岩松へと下ってゆく岩松川の分水嶺となっているのだ。峠部分の標高はわずか280m。ここまで谷間自体は切り立った山に囲まれていただけに、珍しい道である。四国は地名も地形も奥が深い。

 道が下り始めると、周りは集落から森に替わった。しかし急な斜度はすぐ7%程度に落ちつき、田んぼが狭い谷底の道端に続き始めた。御内までの登りがあまりに緩かったためか、こんな下りでも結構急に見える。いや、確か2011年の朝の登りは結構しんどかったはずだ。

 下っても下っても、谷の幅はあまり拡がらない。やっと下りが緩くなって谷間が拡がり始めた上芋地谷で標高30m台。まだそう広くない谷間の、それにしちゃ広い岩松川が、山々に挟まれた谷の中でどこか悠然とした表情を醸している。海そのものは手前の山に遮られてまだ見えないのに、谷間の標高がもう海岸に近いせいか、まるで川が落ちついた池みたいなのだ。いつもながら、というよりこの川を眺めるのが3度目で、岩松の谷間全体の風景を、岩松川が特徴付けていることにやっと気が付いた。

 11時過ぎでもう宇和島市の海岸沿いなのに、晴れそうな気配は全く無い。天気予報は昼以降晴れなんじゃなかったのか。

 県道が平地に降りきった段階で県道4を降りて裏道へ。11:15、岩松着。

 岩松という町は陸地に深く入り込んだ狭い北灘湾に面している。鉄道は通っていないものの、宇和島から宿毛までの町としては中の大ぐらいの規模だ。

 裏道で市街地を通過していると、2011年に泊まった三好旅館が登場。改めて眺める旅館は、なかなか堂々と由緒正しい。いかにも町の宿っぽい構えである。そして町中の細道とは言え、順当に旧道っぽい道に面している。思えばなかなかいい宿だった。

記 2017/7/4

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Last Update 2017/7/30
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