下畑野川→川口→中黒岩→七鳥
(以上#3-1)
→蓑川
(以下#3-3)
→長崎→二箆
(以下#3-4)
→とろめき→日野浦
(以下#3-5)
→森→長者
72km
RIDE WITH GPS
すぐに県道210が分岐、今日最初の(というよりこのまま石神峠に行かなければ最大で最後の)纏まった登りが始まった。
さっき通った県道212と県道番号で2番違いの県道210は、打って変わってほとんど林道の森の中の細道だ。
そしてすぐに県道210は分岐して中腹の別の集落へ向かい、こちらの道は本物の林道となる。
県道210については、林道と分かれてから山肌を少し屈曲した後、急斜面をまともに直登する計画路線っぽい破線がGPSの画面には描かれている。しかしいくら直登するにしても、この絵だと斜度20%以上、程というものがある。
7%程度の斜度で淡々と高度を上げてゆく道の周りは杉と広葉樹に覆われ、殆ど展望は開けない。
そして晴れならいざ知らず今日はやや薄暗い曇りなので、木漏れ日きらきらという感じではない。
たまに木々の外側が見えないことも無いものの、国道494の谷間方面が雲に包まれているのが見えるだけだ。とりあえずこちらには雨は降らないで欲しい。
中腹の蓑川は斜面の集落だ。数軒の民家が道端に現れた。
石垣で段々が造られた田んぼは、急斜面のためひとつひとつがやや小さく、様々な形で重なって斜面を登っている。どこの田んぼも水が張られたばかりでまだ泥水色、例によって蛙が賑やかだ。
農家の庭先も、道沿いの狭い平らな部分を存分に活用するためか、道ぎりぎりまで軒、納屋、薪置き場にそして様々なものが露出している。
道沿いに森と農家は断続して現れ、上手からは集落の全体像が眺められた。
蓑川を過ぎると、薄暗かった周囲の森が次第に開け始めた。
峠部分手前の標高850m辺りでは、一気に周囲の山々の展望が拡がる場所も登場。
県道212の破線が登ってきて再び林道と合流する場所も確認できた。道端の荒れ地には合流点ぐらいは作れそうな空間が確保されていて、その先は杉林がまるごと伐採された禿げ山部分が斜面をストレートに下っていた。やはりこの斜度じゃまともな道にはならなさそうなのだが、まだラフな計画なのかもしれない。
石鎚山らしき、ずいぶん遠くにある山も眺めることができた。空の色は相変わらずあまり明るくないものの、北側は比較的雲が高いように思われた。
記 2017/6/11