天塩→稚咲内
(以上#8-1)
→豊徳→豊富
(以上#8-2)
→開源→下豊幌
(以下#8-4)
→曲淵
(以下#8-5)
→浜鬼志別
121km
RIDE WITH GPS
10:45、豊富発。開源までちょっとだけ国道40を経由。サロベツ原野だけじゃなくてやはり内陸も向かい風が強い。
内陸へ向かう町道は、豊富から内陸部へのアクセスに使いやすいので、私的に凖幹線ルート化している道だ。サロベツ原野と内陸の丘陵の天気が違う場合、この辺りがその境界であるという印象がある。今日はさっき日本海沿岸近くの丘陵で眺めた通り、内陸部もサロベツ原野と同様快晴が続くようだ。
濃厚で明るい色の青空と草原の緑、透けて輝くような木漏れ日に、やはり豊富町営育成牧場を経由する道に向かうことにした。140mぐらいの登りは、まあ一汗かけば済む。
谷間からの登りでは、やはり一気に汗が吹き出てきた。あんなに寒かった朝を、まるで嘘みたいだと思い出す。しかも道は普通の舗装道路ながら交通量皆無。静かすぎて、木陰の鬱蒼とした背の高い茂みからは、熊が出てきそうな不穏な雰囲気が発散されていた。
しかし、森と茂みは丘陵の稜線手前で突如、輝くような緑の丘と牧草地となった。
丘の背中には、カラマツ防風林が牧草地の縁に続いている。もう豊富町営育成牧場まっただ中である。
明るい緑と濃い緑、青い空と白い雲を口実に、脚を停めて水を飲む。日差しと照り返しはやたらと厳しく暑いものの、涼しい風が吹いてほっとするのは流石の道北である。
丘に登り切ると、牧草地の展望は更に拡がった。
去年感動的だった豊富町営育成牧場の、更にもう少し高い場所をまともに乗り越える道なので、去年より景色がいいのは当然の展開なのだった。
▼動画33秒
▼動画6秒
似たような高さの丘と低山、牧草地と森が、谷間を挟みつつ幾重にも重なり、視界の彼方へ続いてゆく。真っ青な空には白い雲がぷかぷか、けっこう低い位置で早く動いていた。草原の上に大きな影が、やはりけっこうな速度で次から次へとやってきて去ってゆく。
雲は浮かんでいるものの地平線近くに溜まっているわけではなく、丘の上からは北西方向に未だに利尻岳も見えるのには驚いた。確かに利尻岳は標高1000m以上。道北内陸でも、小高い場所ならどこから見えても不思議じゃない。確か去年は豊富町営育成牧場に登り始めてやっと空が晴れてきた。空の低い場所にはまだ雲が溜まっていたので、利尻岳が見えなかったのだ。
牧場の最高地点から少し丘のアップダウンが続いた後、するするっと道は下り始め、間もなく去年の道と合流。
あとは丘の形なりに牧草地、森の中に下り基調が続いた。
記 2017/12/29
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