清水→(国道371)向山口→(県道37)玉伝
→(県道36他)生馬口
(以下#2-2)
→(県道220他)大坊→(県道35他)富家
→(県道218)見行→(林道)鍵原→(県道29・30)下津川
(以下#2-3)
→(国道425)小家谷口
(以下#2-4)
→(国道424他)小森→(県道29・林道)龍神温泉
(以下#2-5)
→(国道371・425他)安井
136km
RIDE WITH GPS
さすが関西、夕方遅くまで明るい分、朝は時計を見直すほど夜明けが遅い。薄暗くてもさすがに起きた5時、外はしとしと音がするぐらいの雨だった。
6時半、貸しボート受け付け開始にうじゃうじゃ集まってきた釣り客を横目に出発準備するのは前回と同じ。6:40、清水「おおとう山遊館」発。
雨具を着込んで、まずは昨日の逆走で向山口へ。
途中、百間山渓谷への分岐手前、合川貯水池の端に小さな橋が架かっている。切り立った岩山と張り付く木々、そして静かに水が満ちる湖面がなかなか山深い雰囲気だ。あいにくの天気で写真に写しにくいものの、しばし脚を停める。
向山口からも引き続き昨日の逆走継続で、県道37へ。
日置川沿いでは、時々本格的な雨に見舞われた。
雨の新緑は、若葉が雨で喜んでいるような不思議な明るさの黄緑色に見える。そんな時、雨だからこそこの緑の中に身を置けるのだ、と思えて、ちょっと得したような気分になれることも多い。
ただ、そうであっても、そしていくら雨具が進歩しても、やはり雨具無しの方が気持ちがいいのは言うまでもない。それに晴れの日は晴れの日で、緑はやはり輝くように喜んでいるように見えるのだ。
7:30、関場で昨日の逆走が終了。ようやくここから走り始めるのだ、という気分になる。
切り立った山肌に張り付く県道37は、地形図では日置川際にずっと続いているように見える。しかし昨日通った区間から先へ進むと、川が折り返すように急角度で曲がる場所を越えるために、尾根を乗り越えてゆく。何だか無駄に登って下るようで気持ち的にはややしんどい。
7:45、玉伝着。山中で突如県道が分岐する。国道細道やら山中の分岐や古来の道が林道だったり、こういうのも紀伊半島や四国の道の、何だか不思議で面白い光景だ。
県道36は日置川沿いから離れて、軽いトンネル越えで田辺側に抜ける。谷間から山間に入り込んだ途端、また雨が強くなってきた。山裾に雲がまとわりついているのだろう。ややしつこそうな雨に、雨具のズボンをはき直すのにもいちいち時間を掛けてしまう。
それなのに、卒塔婆隧道を抜けると向こう側ではきれいに雨が上がっていた。
のみならず下りきる途中で道が乾き始め、雲が高くなり、青空と日差しが登場。さすがは和歌山南部の中心地、天気が安定しているのだ。
8:30、生馬口着。さっきの卒塔婆隧道入口側の標高190mから標高30mまで下ってしまったことになる。
記 2016/5/18