岩松→(県道4他)中駄馬
(以上#6-1)
→(林道大峠線)大峠隧道→(林道西谷線)黒尊
(以上#6-2)
→(県道381)口屋内
(以上#6-3)
→(国道441)網代→(県道8)目黒
(以上#6-4)
→(県道8)松丸→(県道280他)日吉
(以下#6-6)
→(国道197他)鹿野川ダム→(県道32)大川橋
→(県道55・44他)大洲
171km
RIDE WITH GPS
県道8は、目黒から盆地の縁へ向かって北上する。
盆地の縁の地蔵峠旧道へは、行けそうなら行かないといけないなあ、と思っていたが、その分岐から、なんだかかなり廃道っぽい雰囲気の道が見えた。これでは通れないので、これで遠慮無く目黒トンネルを通過させて頂くことができる。
一応残念というか、でも疲れ始めているので、ちょっと有り難い気もしないでもない。
トンネルの向こうは拡幅済の道。いままでと集落の規模はあま変わらないが、もう一気に下ってしまう。
▼動画1分13秒 県道8 地吉→古市場
12:30、松丸着。ここでようやく当初計画コースに復帰したことになる。
10年前、足摺岬から内陸コースで大洲へ向かったときにも、ちょっと慌ただしい国道381の居心地の悪さと共に通過したのを覚えている松丸。今回の経由と、その事情はかなり似ている気がする。あまり目的意識を持っていないと、つい通ってしまう、ある意味交通の要所なのかも知れない。
いくらなんでもここなら飯にありつけるだろう、と思っていた道の駅「虹の森公園」は、連休のためか車で凄い人出である。レストランが入店待ちなのはまだしも、売店すらめぼしい食べ物がみんな売り切れなのだった。油っぽそうなフライドポテトでも食べるか。いや、実は宿で持たせてもらったおにぎりがまだ残っている。先へ進もう。
松丸からは県道280で狭い谷間を経由、12:55、中組で国道320の通る広見川の谷間に合流する。
内陸に広くも狭くもない谷間が延々と続き、標高を上げるわけでも下げるわけでもない不思議なこの谷間。メインルートは国道320だが、寄ったり対岸へ離れたりしてほぼ並行しつつ、旧道らしい県道280が通っている。
農村の外れに新道の国道320がずばーんと通っていて、県道280は次から次へと集落をつなぐ道として存在している、旧道かどうかは別として。別に旧道でなくてもいいではないか、こんなにのんびりした道なのだ。
▼動画2分28秒 県道280 上川
印象的な石垣の集落、田んぼも畑も農村も周囲の山々も、前述のようにそう広くない平地っぽい谷間なので、景色がダイナミックに展開するということはあまり無い。
▼展望180° 県道280 轟→下組 画像上でマウスをドラッグしてください
▼動画1分41秒 県道280 久保→延川
しかし普通こういう谷間がこれだけ続くとそろそろ峠区間に入るものだが、珍しい景色ではある。そう広くないが、どこか開放的な不思議な雰囲気は愛媛の雰囲気なのかもしれない。
農村と畑を行き来しているのか、露骨に地元っぽい軽トラが意外に往来する。しかし静かな細道はやはり緊張がほどけ、走っていてなにかうきうきする。
▼動画1分32秒 県道280 勝山 日吉到着目前
14:05、日吉着。道の駅「日吉夢産地」へ、何はともあれ直行。
レストランに入ると、しかしながらさっきの松丸みたいなお昼の客の嵐が順当に通り過ぎた後のようで、メニューの大半は完了。丼物と饂飩しかできないらしい。とりあえず地元産地鶏の親子丼、食べている途中でたぬきうどんを一気に完食、美味しい。ちょこちょこ補給食は取っているつもりではあったが、けっこう腹が減っているのが少し意外だった。
大変美味しかったし、食べきったのは一気呵成ではあったが、注文が出てくるまで少しかかった。こういう混雑時の道の駅食堂の常だ。
記 2011/5/29