2010/5/2 頸城の春10 #2-1 田麦→宇津俣

田麦→(県道78他)高柳町石黒→(国道353)落合
(以下#2-2) →(国道353)寺田→(市道)儀明→(市道)星峠
(以下#2-3) →(国道403他)棒金→(県道503・市道他)樽田
(以下#2-4) →(国道405)国川
(以下#2-5) →(市道他)高尾→(県道278)宇津俣
 73km

まずは昨日来た道を逆走 県道78 藤尾 RICOH GR DIGITAL 3 GR6.0mm1:1.9 赤は本日の経路 濃い灰色は既済経路

 目覚めると、広々と静かな部屋が明るい。この季節朝が早いので、こちらも自動的に早い時間に目が覚めるのだ。空気はやや肌寒いが、日差しは明るいので、すぐに気温が上がるように思える。
 ご飯の美味しい朝食をたっぷりいただき、粛々と出発準備へ。今日大量に押し寄せる団体客が使うテントを、昨日と同じく中庭で設営中の宿のおじさんに道状況を聞いてみるが、昨日主要道を通った印象から想像できる以上の回答は得られなかった。地元の方でもあまり通らない冬季閉鎖の道もあるようだが、まあそれぐらいなら行ってみよう。天気も良さそうだし。

田麦から儀明経由で星峠へ 赤は本日の経路

 8:45、田麦「庄屋の家」発。まずは藤尾、峰と昨日の道を石黒まで逆走する。昨日の行程は谷底から登って終了だったので、今日はその逆、まず下りから。

 昨日と同じく彫りが深い急峻な地形に展開する山村、棚田が、次々登場して角度を変えながら入れ替わる。同じ道でも昨日とは逆方向、そして日差しの向きと色が違うだけで、景色は全然違う印象だ。下りの日陰で身体に当たる空気が冷たいが、ぶなの新緑、谷間に溜まった残雪(ちょっとコキタナイが)のコントラストが鮮やかだ。

昨日も見た景色だがニュアンスが違って全く別の景色に見える 光が大きく影響するのが頸城の景色の大きな特徴だと思う RICOH GR DIGITAL 3 GR6.0mm1:1.9 パノラマ合成

 峰では朝地図を見て分岐を考えていた道の脇で、別の棚田へ入る道を除雪中の方を発見。積雪状況を訪ねると、「普段は通れるが、この時期は雪がまだ溜まっているだろう」とのこと。まあそうだろう。順当な回答だ。大人しく逆走を続けよう。

山間の集落を辿る県道78 RICOH GR DIGITAL 3 GR6.0mm1:1.9
柏崎・上越市境 米山もサワヤカ RICOH GR DIGITAL 3 GR6.0mm1:1.9 パノラマ合成

▼展望360° 柏崎・上越市境 画像上でマウスをドラッグしてください
 景色を眺めてゆっくり下っていると、柏崎市との市境を越え石黒に下る途中、またもやコンクリート舗装の山に登って行く脇道を発見。1/5万地図には載っていないが、GPS地図には載っているというぐらいの道だが、この季節にして路面が綺麗なのが目新しい。けっこう通行の形跡があるということである。
 道はすぐ先で尾根を巻いていて行方が伺えないものの、地図によると田圃があることになってはいる。更にその向こうにはこれから石黒に下ってから登り返す予定の国道353がある。
 ここでこの脇道が通れれば、わざわざ昨日通った石黒まで下って登ってのショートカットになる。ちょっと危険にも思えるが、まだ朝である。今はこの道に向かうチャンスかもしれない。行ってみよう。駄目でも話の種ぐらいにはなるし、撤退のタイミングを間違えなければいいだけなのだ。

 案の定尾根を回り込んだすぐ先で、廃田じゃない水を張られた綺麗な田圃が登場。地図によると行方はこの斜面の田んぼと国道353まで下ってしまうことになっている。最後まで行けるに違いない。

山中の農道(?)に田んぼが登場 最後まで行ける! RICOH GR DIGITAL 3 GR6.0mm1:1.9 パノラマ合成

▼展望360° 嶺〜落合の脇道 画像上でマウスをドラッグしてください
 コンクリート舗装の凄い下りを所々で下車して押しで下りつつ、こんな坂軽トラでも無理だろうと思っていると、路面にはガリガリとスリップしたような跡が幾つもあった。
▼動画 21秒 嶺〜落合の脇道
▼展望360° 嶺〜落合の脇道 画像上でマウスをドラッグしてください

 RICOH GR DIGITAL 3 GR6.0mm1:1.9 パノラマ合成
山肌には随所にカタクリ満開 RICOH GR DIGITAL 3 GR6.0mm1:1.9
やはり随所で落ち込む谷間 RICOH GR DIGITAL 3 GR6.0mm1:1.9

▼動画2分37秒 国道353に合流 落合へ
 国道353に下って更に谷底の落合へ。
▼動画2分6秒 落合へ
▼動画2分11秒 落合へ

 ここは下流が険しいためか、国道353では2つの丘越え狭間で、集落には廃屋に廃田が目立つ。

 さっき通れるかどうか迷った道はこの落合へつながっていた。その落合の状況がこれだと、あの道は廃道になっているか、いずれ廃道化するのかもしれない。

記 2010/6/26

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Last Update 2010/12/4
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