田麦→(県道78他)高柳町石黒→(国道353)落合
(以上#2-1)
→(国道353)寺田→(市道)儀明→(市道)星峠
(以上#2-2)
→(国道403他)棒金→(県道503・市道他)樽田
(以下#2-4)
→(国道405)国川
(以下#2-5)
→(市道他)高尾→(県道278)宇津俣
73km
星峠の稜線の道から峠(という名前)の集落へ、更に国道403へときりきりっと下って合流。続いて国道403で、更に標高差200m以上を一気に下って大島へ。
途中で黒線脇道に入ってみるが、早々に森の中に溜まった残雪に行く手を阻まれ、大人しく国道403に復帰。
▼動画3分1秒 国道403から脇道へ この後残雪撤退
▼展望360° 国道403から脇道へ 画像上でマウスをドラッグしてください
小刻みなアップダウンが多いこの辺りの丘陵では、200m下りは纏まったボリュームといえる。しばらく道は屈曲しながら、ブナ林の中から中野の棚田、集落を抜けてゆく。
▼動画6分1秒 国道403 峠→中野
やはりここでも高さ、そして方位、風景との位置関係が変わると、景色が次々変わり、その変わって行く間に近景と遠景の位置関係がまた次々変わってゆくのが見物だ。
▼動画1分22秒 国道403 峠→中野
11:55、大島の谷間に到着。さっきまで残雪の丘陵に見入り、残雪に行く手を阻まれていたというのに、降りきってみたら5月の明るい日差し一杯、ぽかぽかの谷間である。
この先安塚の道の駅を再訪して、ぜひ蕎麦を食べたい。時間的には申し分無い。しかし、ショートカットの丘越え県道13は何だか通行止めっぽかった。仕方無いので多少大回り気味になるが、国道403継続で安塚方面を目指すことにした。
大島の集落の中手、青い国道標識を目印に国道403へ。
国道とはいえ、標識が無いとそれとはわからないくねくね細道だ。登り斜度もさっき諦めた県道13よりよほど厳しいように思う。
▼展望360° 国道403 大島→細野 画像上でマウスをドラッグしてください
えっちらおっちら細道を登りながらきょろきょろ辺りを見回して、気が付くと山間はなぜかさっきより雪が少ない。谷間にもほとんど雪が無い。松代辺りよりこちらの方が高田平野に近いからかもしれない。
▼動画2分48秒 国道403 坊金到着
細野、坊金と谷間の集落へ一旦降りてから、国道403は再び丘越えで安塚を目指す。このまま進めば丘越えとはいえ最短距離で安塚へ向かえるが、今回は未済区間消化の大義名分もあり、背の高い二等辺三角形の二辺で圧倒的に斜度の緩い虫川大杉経由の県道503へ。
まあそんなに目新しい眺めは無く、地図通りの渓谷に張りついた道を抜け、虫川大杉の駅脇辺りを掠めて折り返し、安塚の谷間を北上。
極力谷間のメインルート県道43は使わず、小黒川の反対側へ足を進めると、遊歩道みたいな自転車道みたいな桜並木が和田の辺りまで整備されている。
▼動画1分40秒 安塚の谷 桜吹雪の中
桜はもう散り際のようで、花のだいぶ落ちた木を眺めながら、最後の花吹雪の中をのんびり遡上する。
建設中の国道253バイパスを途中でくぐるが、まるで高速道路のような道である。この道さえできれば、今の国道253は車が減って、自転車で走るのには都合が良くなるかもしれない。しかし、トンネルが多そうとはいえ道が増える分冬期の除雪費用はかさむのかもしれない。
谷間を進むに連れ、信越国境の山々が次第に、というか意外な大きさで近づいてきた。ついさっきまでその姿も意識していなかったのに、今や残雪の山肌がよく眺められる程だ。
安塚から県道43に合流し、和田で再び分岐して西に向かう国道405を渡ると、次第に足に登り抵抗を感じるようになる。こちらの谷もどんどん遡っているのだ。
記 2010/6/26